なぜか捨てられずに今日まであり続けるもの

https://www.instagram.com/p/Bj8vwLPFjoB/

昔のものの割に、断捨離されることもなく、かといって特に大事にされている訳でもなく、今日も自宅の同じ窓際に佇む#ヤッターワン

 特にヤッターマンが好きだった訳ではないし、ヤッターワンについても同じく。小さな子供の頃は、ちゃんと犬をつながず飼う人がいたような野蛮な昭和時代で、どちらかというと犬自体が苦手だった記憶もある。その割に、何度も片付けとか断捨離とか言って、家中の捨てるべきを捨てても、不思議とそのまま置いとく側に分別されている。

とはいえ、instagramで貼ると大きく見えるけど、実際チョロQ程度のサイズのものなので、いつ紛失されて二度と誰にも見つけられることがない、ということになってもおかしくはない。ここに姿をとどめておこう。

そして今回も綺麗に拭いたあと、元あった窓際にヤッターワンを置き直すのであった。

 

ヤッターマン YM-DX01 DXヤッターワン

ヤッターマン YM-DX01 DXヤッターワン

 
ヤッターマンの歌

ヤッターマンの歌

 

 

 

 

奈良→和歌山サイクリングロードの現実はいかに?

 昨日書いた、

奈良から和歌山へのサイクリングロード - いんさいど あうと・あうとさいど いん

に、twitterでぽんすさんからコメントをいただきました。

如何にも、奈良のサイクリングロードにありそうな話です。

というのも、私も奈良北部や中部のサイクリングロードを何度も利用しているのですが、正直言って、普通の道を走ったほうが快適で早く着くこともあり、使うのをやめてしまった部分も少なからず存在します。

・路面が荒くて走り辛いところがある。

・草が生え放題で虫が飛びまくりのところがある。

・ルートを見失いやすい箇所がある。

等が、使わなくなった主な理由です。

 ただ吉野から紀の川沿いを通って和歌山に抜けるルートは、サイクリングロードがわからなくなったら、紀の川沿いの道を走れば和歌山に抜けられることは確認済なので、万が一どこがサイクリングロードかわからなくなっても、自分だったらまあなんとかなるだろうとは思っています。もしかしたら良いサイクリングロードになってるかもしれないし。

ここは一度、実走して確認してみないとね、と思っています。

奈良から和歌山へのサイクリングロード

nara-cycling.com

 もうだいぶ前に、国道24号などを主に使って和歌山市まで走ったことがあるけれども、ところによって大型トラックなどの通行もあり、決して快適ではない部分もあったのだけど、どうもこれを見る限り、良いサイクリングロードができたみたいだ。

データをダウンロードもできるし、紙の地図を郵送または道路環境課、各土木事務所等で手に入れることもできるそうだけれども、郵送の方は封筒に切手を入れて、〒630-8501 奈良市登大路町30番地 奈良県 県土マネジメント部 道路環境課に送るという、いまどき珍しいアナログな手法を用いねばならないので、個人的には近くを通ったときにでもついでに取りに行くのがいいかなと思った。あるいはスマホにダウンロードしたので済ませるか。

情報量は案外充実しているみたいなので、一読の価値はありそう。

 →続き

 

 

新版 京都・奈良・琵琶湖自転車散歩

新版 京都・奈良・琵琶湖自転車散歩

 

 

わたしたちが孤児だったころ

 九州・四国はすでに梅雨入り、近畿もおそらくもうすぐ。

というか発表がまだなだけで、既に梅雨と言っていいんじゃないかと思える空模様。

自転車に余り乗らなくなるので、その間くらい本でも読もうかと。

わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)

わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)

 

昨年のノーベル文学賞を獲得したカズオ・イシグロ。まだ読んでなかったので、とりあえず一冊読んでみることにした。

舞台は上海がメインで、一部イギリス。上海租界で生まれ育ち、両親が行方不明になったあとにイギリスの伯母に引き取られ、探偵として名をなした後、両親を探しに再び上海にやってくる主人公。

しかし上海を巡る状況は年々悪化、後半~クライマックスは日中戦争真っ只中。残酷で激しくて臨場感あふれる描写が凄まじくて、前半のややまったりした落ち着いた部分と好対照。 

起承転結の転の部分がほんとに大どんでん返しで、ええー、まさかそんなことになっていたとは!と予想外だった。

もっと詳しいレビューは、↑のamazonのリンクからいっぱい良いのが読めるので、興味のある人はどうぞ。

奈良公園は仏教破壊の痕跡!?

 明治維新で変わらなかった日本の核心、という本を読んでいました。

明治維新で変わらなかった日本の核心 (PHP新書)

明治維新で変わらなかった日本の核心 (PHP新書)

 

猪瀬直樹と磯田道史の対談で、主に鎌倉時代室町時代~戦国時代~江戸時代と、日本社会で何が変わって何が変わらなかったのかということをテーマに、興味深い話が続いていきます。鎌倉以前の話もあるけど、そちらにはそんなにウェイトがない感じ。

そして実は、江戸から明治に変わったけれど、本質的なところは江戸時代のままだったのねというお話。明治維新ブルジョア革命。産業を発達させる全ての要素が、江戸時代の日本に既にあったそうです。

 ところで、後半の第五章になると江戸に花開いた近代経済というテーマになりますが、奈良公園についての言及がありました。奈良公園の成り立ちをこれまで考えたこともなかったのでびっくり!

磯田 いま奈良公園に行くと、鹿が飛び跳ねていますね。あそこは、じつは廃仏毀釈のときの寺の跡なのです。奈良公園一帯は、もとは僧侶たちのきらびやかなお屋敷都市でした。それを廃仏毀釈のときに、全部ぶっこわしたのです。

猪瀬 廃仏毀釈は、毛沢東文化大革命のようなものだった。

磯田 そう。奈良公園は、凄惨たる仏教破壊の痕跡なのです。 

いかにものんびりした雰囲気の奈良公園に、そんな凄絶な歴史があったとは・・・

 

 

新書300冊計画の53冊目。