未来のサイズ

基本的なところはサラダ記念日から余り変わっていないような気がする。 感じられる違いは、年月を経て時代や生活も変わり、考えることや感じることに年相応の変化が現れていることかしら。 起承転結でいうところの転に、そうくるか!と思わせられるような そ…

コンビニオーナーは務まりそうにないな

仁科充乃著、コンビニオーナーぎりぎり日記の感想文。内容の紹介。

好き?好き?大好き?

フランスの精神分析医R.D.レインの代表作の一つ 好き? 好き? 大好き? (河出文庫 レ 5-1) 作者:R・D・レイン 河出書房新社 Amazon 前世紀に別冊宝島の精神世界マップで紹介されていたのを読んで、面白そうな訳わからなさそうな印象を持っていたけれど、結構有…

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった を読んだ

今年読んだ本の中で間違いなく最高の一冊だわ全ての章がドラマと笑い、時々涙であふれている家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった https://t.co/qdzsvCrZiM @amazonより #岸田奈美— Kong Tong (@inside_out_out) 2024年1月5日 自分がエッセイ…

水木しげるの方丈記

図書館で見つけて面白そうだったので借りて読んだ。作者はゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげる。この作品に鬼太郎はでてこないけど。 方丈記: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ) 作者:水木 しげる 小学館 Amazon あまり日本史が得意でないので、このよ…

三島由紀夫論

平野啓一郎の三島由紀夫論読んでたら三島の唯識論理解の最大の弱点が的確かつ簡潔に指摘されていて良い意味で驚いた 三島由紀夫論 作者:平野啓一郎 新潮社 Amazon

最新世界紛争地図

図解でとってもわかりやすい、一冊丸ごと世界中の紛争の本。 最新 世界紛争地図 66の地図で見る世界の紛争 (パスカル・ボニファスの地政学シリーズ) 作者:パスカル・ボニファス,ユベール・ヴェドリーヌ ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 出版された…

今頃「命の経済~パンデミック後、新しい世界が始まる」を読んだ

2020/10/15に発売されたジャック・アタリの「命の経済~パンデミック後、新しい世界が始まる」を読んでました。 「コロナ渦後の今」という言葉も日常の会話でもよく聞かれるようになり、「ウィズコロナ」という冗談みたいなフレーズも、実際そこらここらにコ…

今昔奈良物語集が発売開始されていた

最近この本の著者が奈良市内の啓林堂書店でサイン会を行い大盛況だったとか。 今昔奈良物語集 作者:あをにまる KADOKAWA Amazon あをにまるとは聞かない名前だが、それもそのはず。この本が一冊目だそうな。 奈良を舞台にした本が旅行ガイドや神社仏閣本以外…

新選組血風録を読むなど

先日カレー食べてたときに面白いと話に聞いていた、新選組血風録。 新選組血風録 〈改版〉 (中公文庫) 作者:司馬遼太郎 中央公論新社 Amazon あれから図書館で借りて読了。 新選組にはあまり興味がなかったのだけど、ゴールデンカムイで活躍する土方歳三や永…

イマココ食堂でビリヤニ

一応まだ梅雨明けではないはずの近畿地方ではあるが真夏のように暑い。現時点でこの暑さであるならば、今年はこれからもっと暑くなるのかもしれないと思ってしまう。杞憂であればいいけど、やばいほど暑くなってしまうかもしれない。 自転車で動ける程度の暑…

新しい実在論

随分前に買っていた、 世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか (PHP新書) 作者:マルクス・ガブリエル PHP研究所 Amazon をようやく読み終えた。 興味深いポイントはたくさんあったのだけど、中でも GAFAから金をとってベーシック…

シルディのサイババの本

中学生の頃に学研の雑誌、ムーに掲載されていた「シルディのサイババ」の本が今頃になって新たに出版されていて驚きました。一昔前にスピリチュアルブームがあったときに流行った、手から金粉を出す、パンチパーマみたいな髪型をしたインド人のおじさんがサ…

私でもスパイスカレー作れました!

最近読んだ中で一番実用的な本。 私でもスパイスカレー作れました! 作者:こいしゆうか,印度カリー子 サンクチュアリ出版 Amazon ・ 解説が漫画でわかりやすい ・ メニューがシンプルで必要な食材を買い集めるのに困らない。 ・ レシピがわかりやすいし、比…

疲労社会

自分をしんどくさせているのは自分自身だなあと感じることはあるけど、今ドイツで人気のこの哲学者の書いていること、一読の価値ありと思った。本を読みたくなった。 「達成の主体は、自分が自由であると信じているが、実際には自身による奴隷化なのだ。支配…

最近読んだ引き寄せ本

宮咲ひろ美さんの書いた脱・引き寄せの法則を読みました。かなりイージーに描かれたネコが、これまでに出版された引き寄せ本と大体同じことを教えてくれるというゆるい感じのスピ本ですが、・メンタルブロックについて割と丁寧に解説されている・自己分析シ…

墨子よみがえる

GW前に図書館に行き、雨の日に軽く暇潰し程度に読める本を探した。半藤一利の「墨子よみがえる」が目に止まったので、借りることにした。まあ地方の小さな図書館でなければ、また別の本を借りていたのだと思う。 墨子は中国古代の思想家で、非戦、兼愛、非攻…

日本の無戸籍者

日本に一万人くらいはいるとされている、戸籍のない人々。 理由はいくつかあるのだけれど、日本社会で生きる上ではないと生活が大変。普通の人が当たり前にしてることが不可能になってしまったりする。 だから何とか戸籍を手に入れようとがんばる無戸籍者の…

半地下の家族じゃなくて半地下の靴屋のおじいさん

ロシア作家の本も一度読んでみたいと思いつつ、分厚さや長さにためらいがちだったのですが、図書館で見つけたこの本は、すぐ読めそうだったので借りて読んでみたのでした。 愛あるところに神あり (トルストイの散歩道) 作者:レフ トルストイ 発売日: 2006/06…

賞味期限のウソ

何事も出だしが大事とはよく言われる話。この本はその意味でとてもつかみが上手でした。 賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか (幻冬舎新書) 作者:井出 留美 発売日: 2016/10/28 メディア: 新書 第1章、賞味期限のウソで一番最初に出てくるのは、実は…

世界の猫の民話

2種類の猫がいます。現実世界に住む猫と、幻想世界に住む猫。 前者も自由で勝手気ままな振る舞いで知られていますが、後者は前者以上に自由で勝手気まま。 ちくま文庫の「世界の猫の民話」は、そんなことを思い出させてくれる本でした。 世界の猫の民話 (ち…

半島へふたたび

半島へ、ふたたび 作者:蓮池 薫 メディア: 単行本 拉致被害者の蓮池 薫さんが、帰国して7年たって書かれた本を斜め読み。 2008年2月のソウル旅行。日本と北朝鮮での生活経験を元に、北とソウルを比較して日本語で臨場感溢れるソウル旅行記を書けるのは蓮池さ…

傍示峠

先日買った関西ヒルクライムガイドブックに載ってた傍示峠ルートをFargoで走ってみた。川東神社鳥居前〜傍示峠〜くろんど園地とほぼ一本道で迷わなくて良い一箇所分かれ道?と思ったけど、よく見たら右手は駐車場。左が正解 pic.twitter.com/FDzJTcl2DE— Kon…

ブログのhttps化

はてなブログをセキュリティ強化のためhttps化しました。SNSからのいいね等が引き継がれないのが少し残念。

世にも危険な医療の世界史

新型コロナウイルス対策にイソジンでのうがいを推奨した大阪府の吉村府知事が、良くも悪くも話題になっています。大体は批判的な意見が多いですね。トンデモ医療みたいなことを府知事が公共の電波に乗せて言ってどうする?と。 しかし吉村府知事を弁護する気…

今年のリカンベント オフ会は秋に延期?

毎年恒例のリカンベント オフ会、今年はどうなるかな~と思っていたけど、まあこれは仕方がないですね。 2020 リカンベントオフ会 延期のお知らせ - リカンベントショップ HC WORKSのブログ 中止ではなくあくまでも延期とし、 状況を見ながら秋にでも開催で…

文明崩壊

銃・病原菌・鉄で有名なジャレド・ダイアモンドさんの著書。 文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫) 作者:ジャレド ダイアモンド 発売日: 2012/12/01 メディア: 文庫 文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫) 作者:ジャレ…

暗峠の辺りがよく分かる本

大阪から奈良に抜ける生駒山越えの峠で、その圧倒的に急峻な傾斜で全国区的に有名な国道308号暗峠。強烈な坂道部分ばかりがクローズアップされますが、実は見どころはもっと長いし平坦部分もたくさんあるのです。暗越奈良街道と呼ばれている街道の歴史、史跡…

アカムパの世界放浪日記

昔々、まだ世間にインターネットが普及していなくて、元号が平成で、20世紀と呼ばれる時代だった頃、インドのとある場所で、この本の著者のアカムパさんと会って、何度かお話したことがあったのだけど、それから随分時が経って、10年前の12月に南米ベネズエ…

鬱病でもPTSDでもないのだけれども

朝から雨がざあざあと降っていていて、やんだと思ったらまた小雨が降ってきて、特にこれといってすることもない今日3月21日、世間ではやれ春分の日だ、国際人種差別撤廃デーだと騒いでいるかもしれないし、実はアフリカはナミビアの独立記念日だったり、弘法…