かわいい!!!

HandyBike8で行ったサイクルモードインターナショナル2007東京: HandyBike8 to Go!

スマートコグのバイポッド・ミント 8.4Kgで4万円 QRなしで折りたたみとのこと

 この折りたたまれた姿は、何か観てる者にアピールする不思議なかわいらしい魅力があるっ!!!
新型ANTが間に合ってなかったらしいので残念に思っていたのだが、こんな素敵なニューモデルを発表したのなら許せます(笑)。
2007-11-20 - ホモファーベル庵日誌によると、タイヤ径は14インチとのこと。トレンクルとかトランジット・スーパーライトと同じだね。
2007-11-21 - はろーにこにこおんらいんBLOGによると、小径のロードもできてるみたいね。
やっぱりなんとかしてサイクルモード大阪行こうかな?どうしようかな?

虚空の舟(下)より

 ぱらぱらぱら…
 虚空の舟 下のp.55より

あるときふたりの放浪者が逮捕された……
判事とか警官というのは実利主義の後見人だ
彼らは守護する
なぜならこの役立たずの部分というのは危険だからだ
それは広がってゆく怖れがある
だから放浪者は、役立たずの人間はどこでも許されない
たとえばあなたが路上にただ立っているときに
誰かが「何をしているんだ?」と訊く
あなたは「何にも……」と答える
と、警察はすぐさまあなたを裁判所に連れてゆくー
「何も」などということは許されない!
あなたは何かしていなけりゃいけない
君はなぜあそこに立っていたのかね?
もしあなたが
「私はただ立って楽しんでいたんです」と言うとしたら
あなたは危険人物だ、ヒッピーだ
あなたは逮捕されるかもしれない

 これは、1974年にインドで語られたものなので、今の日本人の感覚で読むとちょっと極端なところもありますが…
インドの警察って、けっこう自分勝手で滅茶苦茶強引なところもあったりします…
しかし、何にも所属していない人、何の目的も持たず、何の行為にも従事していない人…
そういう人を怪しんでしまうのは、万国の警察官に共通した性質かもしれません。

というわけでこのふたりの放浪者は逮捕された……
判事はまずそのうちのひとりに尋ねる
「どこに住んでいるのか?」
と、その男は答えた
「世界全体が私の家
大空が私の屋根
私はどこにでも行きます
それを妨げるものはありません。私は自由な人間です」
次に判事はもうひとりに尋ねた
「君はどこに住んでいるのかね?」
と、その男は言った
「彼の隣ですよ……」

この限界や境界のない感覚が素敵。
「彼の隣ですよ……」というのもウィットが効いてるよね。

こういう人たちは世の中に美しさをもたらす
彼らは香水のようだ
仏陀は放浪者、マハヴィーラも放浪者
この話の男たち、放浪者たちは
大空こそ私の唯一の屋根……と答えた

どこにも居ないということは、あらゆるところに存在するということか。
放浪しても、放浪してもそこは大空の下、大空の下である限りそこは我が家と、
逆説的に理解してみるのも面白い。どこにも家がないが、どこでも我が家であるとも言える、
何も所有することなく、全てを手にするのだ……