師走である。世間ではやりくりに苦労している人々が右往左往している。ところで、特に変わりなく年中優雅に暮らしているように見える家がある。皇室だ。なぜこの人達が国民の税金で養われなければならないのか、私には全く納得できない。日本国憲法には天皇は日本の象徴だと書かれているが、なんでこの人達が象徴なのか、理由はよくわからない。いつも良い服を着てにこにこして歩いているように見えるが、彼等の生活と皇室の活動にはいくらくらいお金が使われているのだろう？と疑問に思った。どうやったらわかるかなあ・・・と考えていたら、素直に宮内庁のウェブサイトに公表されていた（そりゃそうだ）。http://www.kunaicho.go.jp/15/d15-03.html
内廷費 ３億２，４００万円
宮廷費 ６３億６，１９３万円
皇族費 ２億９，７６８万円
宮内庁費 １１４億６，１２９万円
合計額は184億4490万円。なんともすごい金額である。
よく自衛隊を無くしてそのお金を・・・という声がある。それに対して、やっぱり軍隊がないと万一の時に不安・・・という声もある。災害復興を除けば、人を殺すこと（国を守ることと言う場合もあるが）しかできない軍隊にたくさんのお金が使われるのは嫌だというのは理解できるし、朝鮮民主主義人民共和国政府も中国政府も信用できないという意見も理解できる。両方に言い分がある。でも皇室は、無くても困らないような気がする。国民にしても、他所のお家のイベントに184億円も持っていかれるよりは、何か国民のためになることに184億円使ってくれたほうが嬉しいだろう。年金から福祉、治安にいたるまで予算不足で為すべきことが為されていないのが日本の現状なのだから。
これは、皇室に第二次世界大戦の罪を認めさせ、罰を与えましょうというような話ではありません。ただ、いらないことよりいることに税金を使って欲しいというだけ。それに天皇だって国の組織にならなくたって、伊勢神宮で宮司をするなり神社でも自分でこしらえちゃえば充分稼げるんじゃないでしょうか？で、天皇を好きな人だけ、信じてる人だけ寄付をしたりお参りしてお賽銭投げたりすればいいんじゃないかと。皇室の民営化。取り潰す必要はないと思うのです。ナチスじゃないんですから。なにしろこの前捕まった有栖川家のニセモノだってたいがい稼いでたんですから、本物だったら税金使わなくても十分食べていけますよ。貧乏人から搾り取った税金で贅沢するよりも、きっちり自分で稼いだお金で暮らすほうが天皇陛下御自身にしても気持ちが晴れやかに違いないと思うのですが。
