Black Pageと西中島南方

 今日、ちょっと用事があって西中島南方に行ってきた。私がこの駅の名前を初めて聞いたのは、高校生時代、なんばのロケットというライブハウスで。キーボードマガジン等の連載でも有名なプログレなキーボーディスト、小川文明氏率いるBlack PageのライブのMC。
「次の曲、11拍子(爆)なんやけど、練習する時にね、大阪に西中島南方(にしなかじまみなみかた)って駅あるんやけど、ちょうど11文字やから、に・し・な・か・じ・ま・み・な・み・か・た って数えてリズムとっててん。西中島南方西中島南方♪」
(記憶がおぼろげなので言い回しなどは私の脳内で変化してる可能性あり)

 大学に入ってから現実の西中島南方に行くことがあった。確か淀川花火大会か何かで遊びにいったような。はじめてその存在を教えてくれた方が教えてくれた方だけに、怪しげでうねうねした神秘的とも魔界的とも言えそうでなおかつエキゾチックな街を想像していたのだが、現実は専門学校と風俗店と中小企業ビルの多いただの雑多な街であった。しかも京橋や八尾の一部と同様に、そこに行くと個人的に目に見えない気がからみついて肩から上が重たくなるような感じがすることが多いので(全ての人がそのような体験をするわけではありません)どちらかというと苦手。

 それでも、地下鉄御堂筋線の駅に着いたときには、いまだにどこかわくわくしながら、「に・し・な・か・じ・ま・み・な・み・か・た」と心の中で繰り返し、何気にリズムをとっていたりするのだ。なかなかうまくリズムとれなかったりしますが(汗)。