型破りグルメ作家、村井玄齋

http://d.hatena.ne.jp/kogkog/searchdiary?word=%2a%5b%bf%a9%5d
こぐさんの獣研究会な日記を、常日頃楽しく読ませていただいているのですが、これはこぐさんもびっくり!というような人が明治、大正期におられたようです。もちろん博学なこぐさんのことですから、すでに御存知かもしれませんが。

http://homepage1.nifty.com/hidashiki/gensai.htm

小鳥を撃って、すぐに、羽だけむしり、内臓も頭も骨も、そのまま残らず食べると、肉の甘味と、内臓の塩気とに、胆嚢の苦味がちょっと混じって、どんな料理でも、到底及ばないうまい味があるそうである。

 最近のグルメ雑誌などでは到底見ることのできないワイルドなグルメであります。しかもただの変な人などでは断じてなく、脚気の研究もしたりしていて、さらに食物の原則なるものも書いておられます。

食物の原則
 第一 なるべく新鮮なもの
 第二 なるべく生のもの
 第三 なるべく天然に近いもの
 第四 なるべく寿命の長きもの
 第五 なるべく組織の緻密なるもの
 第六 なるべく若きもの
 第七 なるべく場所に近きもの
 第八 なるべく刺激の少なきもの

 この原則のほうはすごくまともだ(笑)。たとえ結果が家の近くの小鳥をとってそのまま丸かじりにすることだとしても。