いんげん豆が教えてくれたこと

 ねりんさん、コメントありがとうです。マルケスはストーリーは凝ってるけど、良い意味での読みやすさがあってお勧めできます。私もちょくちょく軽いのも読んでて、「愛その他の悪霊について」と一緒に図書館で借りたのが、パトリス・ジュリアンの「いんげん豆が教えてくれたこと」だったりします(笑)。はっきりいって気障な人だと思うのですが、案外好きだったりします。著者はC.F.A.ってレストランを東京で経営しているのですが、一度行ってみたくなりました。チーズよりワインによく合うシャルキュトリーって食物が紹介されているので、一度食べてみたいなと思ったり。

(p.46-47)その代わりワインはチーズよりもっと相性のいい相手がいる。しかしそれは今のところ日本ではほとんど知られていない。その理由は二つあり、一つは食品に関する規制によるもので、最近になってようやくその緩和が始まったところ、もう一つは言語的な理由、つまりフランス人が”シャルキュトリー”と呼ぶその相手のことをうまく表現できる言葉が、まだ日本には存在していないことによる。

1999年に出版された本なのですが、シャルキュトリー、今では日本でも手に入りやすくなったのでしょうか?

シャルキュトリーとはハム、ソーセージ、パテなどの豚肉から作られる加工食品を指す。
「なんだ、それなら知ってる、日本にもあるもの・・・・・・」と言う人もいるだろうけれど、日本にあるそれとフランスのシャルキュトリーとは全く別物なのである。

読めば読むほど興味津々です(笑)。
 それと、著者はボーダーシャツ、それも青と白のボーダーシャツが大好きなのですが、その理由の一つはそれが元々船乗り達の着る服だったからだそうです。おいらは遠い昔、誰か(多分親か祖母)に「しましまのシャツは刑務所の囚人が着る服」としましまに対するすごいマイナスなイメージを植え付けられてしまっていて、しかもボーダーシャツの正しい由来なんか誰も教えてくれなかったので、無意識にボーダー模様の衣服への抵抗感があったのです。でもこの本を読んで呪縛が解けたような気がする。しましま模様にいっぱいポジティブな意味を与えているパトリスのおかげだ!(パトリスは著書に「しましまの愛」って名前をつけたりするくらいのしましま好き)

というわけで、Qyouも今後ボーダーシャツを着たりするようになるかも(笑)。派手すぎも地味すぎもせず、なんだかいい感じだから。