血を吐きながら続ける哀しいマラソン

ボヤキ漫才バンザイ - ▼CLick for Anti War 最新メモ
を読んだら、なるほどと思うことが。ええ、私も最近の日本人(私も含めて)の教養不足には危機感を感じていたのです。

・・・「世界平和会議」に『故郷は地球』っていえば、空想科学シリーズ『ウルトラマン』に決まっているじゃないか。ジャミラの。「なぜ、気づかない」。

 まさにその通りですよね。「血を吐きながら続ける哀しいマラソン」に「超兵器R1号」といえば「ウルトラセブン」と言うのと同じくらい当たり前の基礎教養ですよね。アイスラッガーで喉をかき切られたギエロン星獣の悲しい物語。
注:作品中の「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」とは地球人と宇宙人の軍拡競争のこと。米ソ主導の冷戦下の軍拡競争へのアンチテーゼでもある。

 こういう基本的なことをきちんと押さえておかないと、『ウルトラセブン1999最終章』を観てもよく話の流れがわからないかもしれません。
参考☆http://www.aa.alpha-net.ne.jp/threeday/sub/tok_ez5.html

 もっと言えば、社会性という点では注目されることが少ないウルトラマンタロウにおいても、

第24話 これがウルトラの国だ!(1973年9月14日) ムルロア
第25話 燃えろ!ウルトラ6兄弟(1973年9月21日) ムルロア

星を核実験で破壊された惑星ムルロアの宇宙大怪獣ムルロアが怒り狂いますが、このムルロアとはフランスが何度も核実験を行ったムルロア環礁のこと。
http://www.chugoku-np.co.jp/hwpm/special/Hr04091201.html:tite

66年 南太平洋の仏領ポリネシア・ムルロア環礁で大気圏核実験を実施

いろいろ小さなトリビアがあるものです、はい。

 では、「宇宙はコピー機」「新甲南重工」と言えば?

この「宇宙はコピー機」、実はすごいメッセージ性を持った言葉なのです。是非一度は観られては。ストーンヘンジのような石柱の力で、人間が自ら混乱に陥っていく様子の描写に感心。そしてサイドストーリーがホームドラマ的なのもなかなかよろし。しかし、「新甲南重工」本当に神戸市内にありそうな会社名です(爆)。

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