派遣社員の過労死

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050331-00000153-kyodo-sociより

社会ニュース - 3月31日(木)17時36分

派遣労働者過労自殺認定 ニコンなど2社に賠償命令

 業務請負の形で光学機器大手ニコンの熊谷工場(埼玉県)に派遣された男性がうつ病を発症して自殺したのは、長時間勤務と劣悪な勤務環境が原因として、母親がニコン業務請負会社ネクスター(現アテスト、名古屋市)に計約1億4400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は31日、約2480万円の支払いを命じた。
 過労死弁護団全国連絡会議によると、実質的な派遣労働者過労自殺を認め、賠償を命じた判決は初めて。派遣労働者は雇用責任が分散しがちで権利の保護が難しいと指摘されており、企業側には一層の安全配慮が求められそうだ。
 芝田俊文裁判長は判決理由で「不規則、長時間の勤務で、作業内容や閉鎖的な職場の環境にも精神障害の原因となる強い心理的負担があった。自殺原因の重要部分は業務の過重によるうつ病にある」と指摘。
共同通信) - 3月31日17時36分更新

 ニコンデジタルカメラ、むかし仕事で使っていましたが、こういうニュースを知ると買いたくはなくなりますね。現場で働いている人を自殺に追い込むような働かせ方をする企業の商品は欲しくないです。以前2ちゃんねるで工場系の派遣に関するスレを読んでいたのですが、毎日最低12時間労働ベースの職場とか、従業員が次々と身体を壊したり精神を病んだりして長く居つく人がいない職場とか、リアル感あふれる書き込みがいっぱいで、なかなか怖かったです。まあ2ちゃんねるだから、盲目に信じてもいけないし・・・と思っていたのですが、こういうニュースになるところを見ると、かなり書き込みは実態に近い、あるいは実態そのものだったのかなと思います。


参考リンク

ニコン http://www.nikon.co.jp/main/jpn/index.htm