阪神・淡路大震災の日

 14年前の1995年1月17日、当時神戸市内の大学に通っていて、阪神間に一人暮らししていた。
15日に実家に帰って、16日に奈良の実家を発つはずだったのだけど、インフルエンザにかかって、
寝込んでしまった。17日の朝、実家で震度5の揺れで目が覚めた。


最初は、「これだけ揺れたら電車とまって今日の授業休みになるかな」とか、
とんでもなくのんきなことを考えていた。


その後、テレビを見続けるにつれ、とんでもない事態になっていることがわかった。


後日、自分が借りてた部屋があったマンションに行くと、半壊状態。
マンションの中は、さまざまな家具が飛んで、えらいことになっていた。
もしあの日、インフルエンザで寝込んでいなかったらどうなっていただろう?
天井自体は崩れてきてなかったから、家で寝てたら多分死ななかったとは思う。
何かにぶつかって怪我くらいはしたかもしれない。


でも、たとえば朝早すぎる時間に目が覚めて、パンがないのに気づいて、コンビニかパン屋で
パンを買おうとして国道43号を渡っている最中に地震が起きていたら、阪神高速の下敷きになって死んでいたかもしれないし、
途中の家やビルが崩れてくるのに巻き込まれて死んだり怪我していたかもしれない。


たとえるなら自分の凄い近くを銃弾が飛んでいった時のような、そんな気がした。