チベット愛の書について

 去年の春、このブログでチベット愛の書についての記事を書いた。

チベット愛の書 - いんさいどあうと・あうとさいどいん

書いたと言っても、この本の存在に軽く言及したまでのことであるが、
ここ数日間、"チベット 愛の書"という検索ワードで当ブログを訪れられる方が多い。
なぜだろうと思ってgoogleで検索してみたら、上位にヒットしていた。


この本について詳細な論述をしたブログが殆ど無いようで、それで当ブログの過去記事を見にこられたようだ。
私も、去年書いた記事では「チベット版のカーマスートラ」という書き方をしたが、
実質的には何も内容を紹介できてないに等しい。大雑把な印象を書いたのみだ。


本来なら、こういうレビューは、内容を紹介し、実践し、結果報告できれば、
一番有益なものとなるだろうが、内容が内容だけにその方向での記事は難しく、
今日のところは、目次の紹介によって、この「チベット 愛の書」がどんな本であるか、
イメージをより具体的にしていただこうと思う。まえがきとあとがきは省略。

第1部 チベット愛の書 ★ゲンドゥン・チュンペル


 プロローグ………4


第1章 男女のタイプ………8
第2章 愛欲のえにし………15
第3章 時間………23
第4章 エッセンス………28
第5章 土地それぞれの女の行為………34
第6章 抱擁………39
第7章 接吻………42
第8章 爪わざ………45
第9章 愛咬………48
第10章 喜悦の閨房術………50
第11章 男根女根の愛戯………55
第12章 抜きさし………57
第13章 嬌声………67
第14章 女がなす男業………69
第15章 性交法………73
第16章 隠微な業………77
第17章 有効な閨房術………81
第18章 結論………92




第2部 チベット愛の書 解説★ジェフリー・ホプキンス 101


第1章 ゲンドゥン・チュンペル 挑発的な偶像破壊者 102
第2章 『愛の書』の出典資料………122
第3章 女性の平等………138
第4章 性愛の六十四手………154
第5章 オルガスムスと光明の心………195
第6章 愛の倫理………225
第7章 女性の快感を高める………241
第8章 分類法………261

 目次だけを抜き出してみたら、何か凄いエロい本みたいになっちゃった。
しかし本の中には、高い宗教性やタントラのスピリチュアリティを感じさせる詩なども
多数書かれているのである。この本の全てが、輪廻転生の苦しみから悟りの彼岸へと人を導くために
書かれているということは、忘れちゃいけないポイントなのだ。


チベット愛の書

チベット愛の書