あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの

 首相夫人がこのタイトルで本を出したことがインパクトあったけど、
発売当時は読んでいなかったので、あえて今読んだらどんな感じがするかなと思った。




 政治家菅直人の姿とか、首相の妻とはとか、そういうことよりも、
いとこが結婚して夫婦になってるということに、びっくり(批難しているわけではない)。
子供に障害が出たらどうするのと、親戚に反対もされたそうですが、さもありなん。
もっともお子様お二人は不登校なども経験しつつ、今では獣医と政治家(選挙区は親と別)
だそうで、良かったですねという感じだけど、かなりリスクテイカーな方と思った。


知ってしまったことは何でも口から出てくる、頭の切れる天然タイプの女性という印象。
クリアーな描写から、菅首相の人間関係が不器用で首相向きでないお人柄が、
手に取るようにわかります(笑)
それでも、最近の自民党の首相とくらべると、生き方が保守的でないので、
その点ではまだましかなって感じ。


 この本から受ける印象としては、個人的に菅さんみたいな人は、
首相でなければそんなに嫌いでもないのですが、コミュニケーション能力に問題あるので
やはり自分の住んでる国の首相として政権を担当されるとなると、ちょっと待てと思います。


著者には続編として「あなたが総理を続けて、いったい日本はどうなってしまうの」を
是非とも書いていただきたいですが、ちょっと難しいでしょうか。


というわけで、新書300冊計画の21冊目でした。