お寺や神社は、京都という街の重要な構成要素だけれども、数が多すぎて訳がわからなくなるところがある。主だったところをまとめたガイド本のようなものがあれば、京都観光もより楽になるのにと思っていたら、新書本の棚にこの2冊を見つけた。
京都の寺社505を歩く<上> (PHP新書)
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京都の寺社505を歩く<下> (PHP新書)
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え…わざわざ本に載せる意味のある寺社が505もあるの(驚)
上下巻合計して505の寺社を紹介している。上巻が洛東・洛北(東域)・洛中編で下巻が洛西・洛北(西域)・洛南・洛外編と、エリアによって分かれているので、どちらかのエリアにしか興味のない人は、一冊だけで十分だろう。
監修者の山折哲雄という方は、17歳からの死生観 高校生との問答集等、哲学的・宗教的な本を何冊も書かれているので、氏が監修しているこの本にもそのようなところがあるのだろうかと思ったけれども、京都の寺社505を歩くには、監修者や著者の思想のようなものは余り姿を現さず、ただただお寺の由緒や風景や寺の中の様子が記されているばかり。やはり京都に行くときに懐に忍ばせていくのがこの本の用途と思われる。寺の住所、電話番号とURLは載っているが、地図は嵐山周辺等の一部を除いて掲載されていない。まあ住所あれば地図ソフトに入力すれば良いだけなので、困りはしないけど、ここまで書くなら付録に地図でも付けたらいいのに、と思わなくもない。
この本に取り上げられてる寺社の中から、行ったことのあるところをカウントしてみた。
南禅寺、銀閣寺、平安神宮、北白川天神宮社、鞍馬寺、由岐神社、貴船神社、知恩院、八坂神社、清水寺、建仁寺、三十三間堂、東福寺、西本願寺、東本願寺、六角堂、錦天満宮、蛸薬師堂、本能寺、晴明神社、北野天満宮(以上、上巻収録分)
金閣寺、天龍寺、千光寺、上賀茂神社、伏見稲荷大社、平等院、石清水八幡宮、岩船寺、浄瑠璃寺(以上、下巻収録分)
合計してみると、30も訪れている。実は行ったことがあるのだけど、名前を覚えていないものとか、子供の頃に連れられて行って記憶がないものを加えたら、35くらいになりそうな気もする。紅葉シーズンにうろうろしてるうちにあっちがきれい、こっちがきれいと訪れたところも多いし、自転車のオフ会等のイベントで行ったとこも多いし、走っていたらたまたま見かけたので入ってみたりしたとこもある。寺社自体に行きたくて計画的に行ったのは、晴明神社と貴船神社と鞍馬寺と石清水八幡宮くらいかな。
というわけで、新書300冊計画の22,23冊目でした。