除草剤で末期がんに、米裁判所 モンサントに約320億円の支払い命じる

除草剤で末期がんに、米裁判所 モンサントに約320億円の支払い命じる(AFP=時事) - Yahoo!ニュース

 【AFP=時事】米カリフォルニア州在住で末期がんと診断されている男性が、がんになったのは農薬大手モンサント(Monsanto)の除草剤「ラウンドアップ(Roundup)」のせいだと同社を提訴した裁判で10日、陪審モンサントに約2億9000万ドル(約320億円)を支払うよう命じた。

陪審は全員一致で、モンサントの行動には「悪意があり」、除草剤「ラウンドアップ」とその業務用製品「レンジャープロ(RangerPro)」が、原告のドウェイン・ジョンソン(Dewayne Johnson)さんの末期がんの「実質的」な原因だったと結論付けた。モンサントは上訴する意向を示した。

ラウンドアップ - Wikipedia

ラウンドアップ (英:Roundup) は、1970年アメリカ企業のモンサント社が開発した除草剤農薬の一種)。有効成分名はグリホサートイソプロピルアミン塩。グリシンの窒素原子上にホスホノメチル基が置換した構造を持つ。イソプロピルアンモニウム塩ではないグリホサート自体の分子量は169.07で、CAS登録番号は1071-83-6である。

5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸合成酵素(EPSPS)阻害剤で[1]、植物体内での5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸の合成を阻害し、ひいては芳香族アミノ酸トリプトファンフェニルアラニンチロシン)やこれらのアミノ酸を含むタンパク質や代謝産物の合成を阻害する(シキミ酸経路参照)。接触した植物の全体を枯らす(茎葉)吸収移行型で、ほとんどの植物にダメージを与える非選択型。

日本での商標権(登録商標第1334582号ほか)と生産・販売権は、2002年に日本モンサントから日産化学工業へ譲渡され、保有している(ただし2013年5月現在、日本で販売されているラウンドアップモンサントのベルギーにあるアントワープ工場で生産されたものを輸入している)。

  ラウンドアップは、アメリカ合衆国だけのお話じゃなくて、日本でも普通に売ってる除草剤。例えば、Amazonでも。

日産化学 ラウンドアップマックスロードAL 2L

日産化学 ラウンドアップマックスロードAL 2L

 

この記事の最初のリンク先で、

モンサントは声明で「ジョンソン氏と家族に同情する」と述べた一方、「過去40年、安全かつ効果的に使用され、農業経営者などにとって重要な役割を担うこの製品を引き続き精一杯擁護していく」として上訴する意向を示した。

と書かれているのだけど、「日本のラウンドアップ利用者の健康、大丈夫なのかな?」と、どうしても思ってしまいますね。 

 ちなみにこの裁判の弁護士ですが、

 法廷で頭を垂れて座るジョンソンさんの後方に座っていたジョンソンさんの弁護団の一員で故ロバート・ケネディ(Robert Kennedy)元司法長官の息子に当たるロバート・ケネディ・ジュニア(Robert F. Kennedy Jr)氏は、「この評決をきっかけに今後新たな裁判が次々に起こるだろう」と述べた。

 故ロバート・ケネディ(暗殺されたケネディ大統領の弟で、本人も後に暗殺される)の息子ということは、相当な実力者なのでしょうか。ちょっと調べてみないとわからないけど、只者じゃなさそうです。

物凄く久しぶりに、「2039年の真実」とか読みたくなります。