新書300冊

バール、コーヒー、イタリア人 グローバル化もなんのその

島村菜津さんの、「バール、コーヒー、イタリア人―グローバル化もなんのその (光文社新書)」のp.131に、こんな一節がある。 「ナポリにはね、カフェ・ソスペーゾと言って、誰か、ゆとりのある人がバールに入って、一杯のエスプレッソを飲んで、二人分のエス…

京都の寺社505を歩く(上・下)

お寺や神社は、京都という街の重要な構成要素だけれども、数が多すぎて訳がわからなくなるところがある。主だったところをまとめたガイド本のようなものがあれば、京都観光もより楽になるのにと思っていたら、新書本の棚にこの2冊を見つけた。 (PHP新書)" st…

あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの

首相夫人がこのタイトルで本を出したことがインパクトあったけど、 発売当時は読んでいなかったので、あえて今読んだらどんな感じがするかなと思った。 あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの (幻冬舎新書)posted with amazlet at 11.07.29菅 伸…

日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか

日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか (講談社現代新書)posted with amazlet at 11.06.30内山 節 講談社 売り上げランキング: 47698Amazon.co.jp で詳細を見る この本によると、かつての日本の村々では、 当たり前のように人がキツネにだまされていた…

性的唯幻論序説

高速増殖炉もんじゅの引き上げ工事が成功したから思い出したというわけではないが、 4/1の「原発とプルトニウム」以来、新書300冊計画のことをすっかり忘れていた(笑) 基本的に飽きっぽい性格なのだ。忘れてる間に、読んだ新書が何冊かたまっていたので、 …

原発とプルトニウム

福島原発事故関連の記事を見ていたら3号機がプルトニウムを扱うプルサーマルだとか、 実は浜岡原発以上に高速増殖炉もんじゅがプルトニウム使ってるから危険だとか、 そんなこんなでプルトニウムって名前をしょっちゅう目にする今日この頃だけどプルトニウム…

続・世界の日本人ジョーク集

世界の日本人ジョーク集の続編。 前著以降の新作や、埋れていた傑作が選ばれている。著者の早坂 隆さんによると、 「世界の日本に対する目」を、肩肘張らず、楽しみながら、考えるための本だそうな。続・世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)作者: 早坂…

金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか

金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)作者: 吉本佳生出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/05/17メディア: 新書購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (61件) を見る 銀行その他金融機関、証券会社等の金融広告のトリックが…

インテリジェンス 武器なき戦争

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)作者: 手嶋龍一,佐藤優出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2006/11メディア: 新書購入: 7人 クリック: 59回この商品を含むブログ (246件) を見る 諜報とか機密情報とかスパイとか、そういう世界のお話。 外務省のラ…

ジャーナリズム崩壊 上杉 隆

ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)作者: 上杉隆出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/07メディア: 新書購入: 10人 クリック: 308回この商品を含むブログ (165件) を見る twitterやテレビでよく見かける人、という印象が第一にあったのだけど、 この本読んでよ…

奈良地名の由来を歩く

ちょっと遊びに行ったり住んでる程度だと、普段意識したりはしないのだが、 奈良には結構難読地名や、考え出すと「どうして?」って思うような地名が多い。 自分はあまりちゃんと考えるほうではないのだけれども、 この本の著者のような人にとっては、奈良と…

地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本

タイトル見て読むことにしたのですが、建築関係の本ではありませんでした。 スウェーデン人の夫と結婚し、ヨーロッパ生活が長い著者が日本とヨーロッパを比較した本。地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本 (講談社プラスアルファ新書)作者: デュラン…

蚊が脳梗塞を治す!昆虫能力の驚異

昆虫由来の技術、インセクトテクノロジーの本。 帯には、「人類の明日地球環境は昆虫の力で守る!」 「がんの治療薬も無痛の注射針も人工皮膚も!」 「昆虫の利用ではなく、その力を借りることが技術の先にある真に豊かな社会をつくる!」 とたいへん気合の…

決断力 羽生 善治

決断力 (角川oneテーマ21)作者: 羽生善治出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07メディア: 新書購入: 44人 クリック: 297回この商品を含むブログ (562件) を見る 小学校のときに少しだけ将棋を学校のクラブで覚えて、 でもややこしいことを延々と考え続け…

貧困ビジネス

貧困ビジネス (幻冬舎新書)作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2009/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (24件) を見る タイトルの「貧困ビジネス」とは何か? NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長の湯…

葬式は、要らない

はい、そうですね。私も葬式はいらないと思います。 友達の親の葬式とか小学生のときに学校に無理矢理行かされたり、 曾祖母とか祖母とか祖父の葬式に出席もしたけれど、ひたすら嘘っぽいとしか感じませんでしたから。 私が死んでも全く葬式も墓もいりません…

日本辺境論

これもちょっと前に随分ヒットした新書。 いわゆる日本人論なんだけど、この人の書く文章はちょっと趣があって良い。 合気道の道場も開いている著者は、普通の日本人以上に日本人なのだろう。日本辺境論 (新潮新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 新潮社発売…

世界の日本人ジョーク集

実は、いろんな国のジョーク集を読むのが大好きだ。 中学や高校のときは、ユダヤジョーク集が愛読書の一冊だったし、 トルコのムラ・ナスルディンのジョーク集も何度も読んでいる。 とはいえ、やはり日本人だから日本がネタのジョークを知りたい。 しかし、…

「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 山田真哉

2005年に、会計本の世界では有り得ないような売れ方をした、さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)作者: 山田真哉出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/02/16メディア: 新書購入: 10人 クリック: 331回この商品を含むブ…

『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する

まず、カラマーゾフの兄弟を、読んだことがない。 それなのに、こんな新書を読んだりする。ドストエフスキーの他の作品もちゃんと読んだ本はないが、 あまりにも有名なこの小説は未完の小説であり、続編と呼ばれている「第二の小説」があったものの ドストエ…

なぜ国家は衰亡するのか

なかなか今の日本にとってタイムリーなテーマだなあと思って気軽に手に取ってみた。 発行年は1998年で、日本版金融ビッグバンが開始されたり、初代iMacやWindows98が発売されて、 インターネットがそれまでにくらべて身近なものになり始めた頃だ。 その頃に…

テレビが言えない地デジの正体

自宅はケーブルテレビで、現在テレビはPanasonicのプラズマ。 地上デジタル化には、対応済み。とケーブルTV会社の人が言ってたので、多分大丈夫と思う。 というか、そもそも自分で余りテレビを観ない。誰かがテレビつけてると、 目や耳から情報は入ってくる…

100円ショップの会計学-決算書で読む「儲け」のからくり

タイトルに「儲け」のからくりと付いているけど、別に100円ショップが、 悪いことをしてお金を儲けているという意味ではない。 なぜこんなに安いのに、ちゃんと営利企業として成長しているのか、というお話。 100円ショップ以外に、1000円の散髪チェーンなど…

新書がベスト 小飼 弾

発売からちょっと時間の経った今頃になって、小飼 弾氏の「新書がベスト」を読んだ。新書がベスト (ベスト新書)作者: 小飼弾出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日: 2010/06/09メディア: 新書購入: 8人 クリック: 102回この商品を含むブログ (92件) を見る…