矢田を走ったり

 朝起きて、矢田丘陵に登ってきた。といっても舗装路をロードで登るルートだけれども。登り続けると、矢田丘陵のトレイルの入口に出る。その辺りの地域は、昔ながらの斑鳩の町だ。伝統的な日本家屋が立ち並ぶ。隣の平群町とも似ているが、斑鳩の里のほうがややなごやかでほんわかした雰囲気のように感じられるのは気のせいだろうか。

 このコースは車もさして多くはなく、ゴミの日なので時々処理場から走ってくるゴミ収集車が気になることがあるくらいだ。それよりも、進行方向に対して垂直に切られている溝の両端部分が金属製ででっぱっているので、タイヤをいためないか、パンクしないかとちょっと気になる。とりあえず前輪は持ち上げて越えることにしてる。

 十三峠の奈良県側にしても、矢田丘陵内を走るこのルートにしても、フィトンチッドのかたまりのように澄んでいて、緑の香り溢れる空気が吸えるのは大きな魅力だ。走っている間は当然呼吸が大きくなる。体の中の空気の総入れ替えをしているみたいで気持ちがいい。細胞のひとつひとつからリフレッシュする感覚だ。

 帰宅後、珈琲を飲みながら、サイクルスポーツ3月号を読んだ。キャノンデールのカーボンを利用したロードがついにこの春発売されると書いてあった。僕のR800は、去年の時点でのトップモデルとフレームの基本が同じ(CAAD7 OPTIMO)なので、最新の最高のCannondaleのフレーム(パーツは105など)というところが嬉しかったのだが、これで最新モデルではなくなったことになる。それにしても、新しいフレームは相当値が張るのではないかと思うのだが。