作られた虚像、小泉純一郎

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C0606.HTML
ジャーナリストの森田実さんのサイトより、

数日前、あるテレビ局の番組の責任者から自民党総裁選をめぐって番組出演の依頼があった。私はいったん引き受けると返事をしたが、そ の時、彼はこう言った。「森田さんがどのような考え方をもっているかはホームページなどを見て知っている。しかし、わが社は小泉批判は しないことを社の方針として決めている。出演にあたりこの方針に従ってほしい」、と。これを聞いて私は直ちに出演を断った。私はこのよ うな条件をつけられた時は、言論の自由に反するとして断ってきた。これは私の生き方である。無条件でなければ出演しないことにしてき た。

なるほど、政策の割りには反対意見がマスコミから流れてくることが少ないと思ったら、やはり番組出演者の選定の時点で、このような「根回し」がされていたのですね。この記事は去年秋の記事ですが、同様のことは今も行われているのではないかと推測できます。テレビの前の人々が聞くのは、御用学者の意見ばかりとなり、「表現の自由」を標榜するマスコミの内実は「大本営発表」とさして変わらぬものとなります。こういう権力をかさにきた情報操作が行われた後で選挙をして、仮に勝ったとしても、それが民主主義にのっとった国民の判断と、果たして呼べるのでしょうか。9日にインドネシアジャカルタで曽我さんがジェンキンスさんや娘さん達と再会する話にしても、再会までこぎつけられたのは喜ばしいことですが、政府がもっと早くできたはずのことを7/11の参議院選挙の投票日の本当にぎりぎり前に意図的にもってきているのなら、これは相当に悪質な世論操作であると言わざるをえません。