- 作者: ルイスセプルベダ,Luis Sep´ulveda,河野万里子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1998/05
- メディア: 単行本
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この本、ちょっと子供向けっぽいとこもあるけど、とってもいい物語です。母カモメに子カモメ(卵)をかなり強引に託された猫が一生懸命子カモメに飛び方を教えようとするという・・・なんとも無茶な話(笑)。話の始まりは海洋汚染を始めとする環境破壊への抗議でもあります。港の猫の生き様が見える名著。
ところで実はこの本のスペイン語版、おいらの大学のスペイン語の授業のテキストだったのです。スペイン語では猫がみゃーみゃー鳴くことを"maullar"という動詞であらわします。"maullar"と書いて「まうじゃーる」と読みます。人が話すのは"hablar"「あぶらーる」ですが、猫が鳴くのは"maullar"「まうじゃーる」。なんだか可愛い。それが一番印象に残っています(笑)。
折角だから、現在形だけでも活用してみましょう!
maullar
私がみゃあと鳴く maullo (まうじょ)
君がみゃあと鳴く maullas (まうじゃす)
あなた、彼、彼女がみゃあと鳴く(三人称単数) maulla (まうじゃ)
私達はみゃあと鳴く maullamos (まうじゃもす)
君達はみゃあと鳴く maullai's (まうじゃいす)
彼等、あなた方はみゃあと鳴く(三人称複数) maullan (まうじゃん)
そんなわけで、猫好き必読の素敵な物語でしたっ!!