飲酒運転者と同席することの恐ろしさ

 自動車運転免許の講習帰り。
飲酒運転取締りが厳罰化されたのは知っていたけど、
そもそも余程のことがない限りまず車の運転自体しないし、
しらふでも危ないのに酒飲んで運転しようなどとは、
たとえ違法でなくても絶対に思わないので、気にしてなかった。


 ところが、どうも飲酒運転した人と同席していただけでも、
罰が課せられることになったらしく、仮に会社の飲み会とかで一人飲酒運転した人がいてそれを見逃し、
その人が帰りに事故起こしたりすると、連帯責任を課せられるそうだ。
これの怖いところは賠償金に対して適用できる保険がないということらしい。
たとえば自分がしらふで事故を起こしたのであれば、保険を使っての支払いが可能だけれど、
飲み会に同席してた人が飲酒運転で事故を起こして連帯責任を問われた場合に効く保険と言うのはないという。
下手したら数千万円がのしかかってくるわけで、恐ろしいことだ。


もちろん自分が参加する酒席において、参加者全員の飲酒運転禁止を徹底化していれば良いわけだし、
そうでない酒席には顔を出さぬことにすれば避けられるリスクではあるが、
会社等の縦社会において、自分が口を出しても聞かぬ相手や、立場的に物を言いにくい相手もいるだろう。
それでも欠席することが難しい酒席というのもあるかもしれないし。
どうしようもない状態で、気がついたら財産0、一家離散なんてことにもなるかもしれない。
自動車の飲酒運転は言語道断だが、連帯責任による罰則規定は本当に正しいのかどうか、疑問に思わなくもない。