寓話としての二次元怪獣ガバドン

http://d.hatena.ne.jp/luckyvillage/20071125#p1
 ガバドンを寓話として使って、トヨタの試みに?を投げかけた素敵な問題提起。
簡単に解決できることでも、難しい手段を使いたがるのは技術者の性癖でしょうか。
高齢者や障害者のためにも、エコカーの発展は良いことですが、その一方、自分の体力で移動を解決できる者まで、
なんでも電気等の代替手段を使わなくても良いのでは?という視点は私も持っています。


ただしウルトラマンの名誉のために一つ言及しておかなければいけないのは、
ウルトラマンガバドンを宇宙まで捨てに行ったのは、子供達の前でガバドンを殺せなかったからなのです。
ガバドン : 怪獣ブログ参照。
子供達と科学特捜隊の間で板ばさみになりながら、彼なりのぎりぎりの落としどころだったのでしょう。
子供達の目の前でガバドンスペシウム光線で殺した方が良かったのか、
あるいは、さっさと落書きのほうを消してしまえば良かったのか、それはわかりません。
確かに落書きを消したほうが、コストとエネルギーは少なくて済んだとおもいます(笑)
でも、ウルトラマンがあえてあのやり方を取ったがゆえに守られた何かも、あるんじゃないでしょうか。
なぜウルトラマンがあんなに重たいガバドンを、たった一人で宇宙まで持っていったのか。
そこのところに思いをめぐらせながら、もう一度「恐怖の宇宙線」を視聴してみるのも良いかもしれません。