図書館で借りて読んで、その後購入

智恵のエッセンス―ボン教のゾクチェンの教え

　春に近くの図書館で取り寄せてもらって、読んだ。
その後何度か図書館に行った際に、もう一度読もうと思ったけど、人気なのかな。
全然書棚で目にすることがなくなってしまった。
さすがに、もう一冊取り寄せてくださいとはいえないし、予約入れるのもそれで
スケジュールがピンポイントとはいえ一つ埋まってしまう気がして気がのらなかった。


今月の最初に、ヤフオクで発見。無事1000円で落札。


　内容は、すごくエキゾチックなチベットのボン教のゾクチェンの世界。
虹の身体を悟って死ぬと、身体がどんどん小さくなって髪の毛と爪を残して消滅する、
ということが本気で信じられている。というかレポートも付いてるし。
もし動画ででも撮影してもらえたら、とても興味深いのだけれども。


一方、修行の内容のほうはとても興味深いのでした。
六道輪廻の様子をありありと心に描いた後に全て心の本性に溶かしてしまうとか、
思考は消えた後どこに行くのか？と真摯に問いかけたりとか、
加行の段階から空（くう）がフルスロットルしてるって感じです。


おいらの知る限り、日本語訳が出ている本で、
テクチューとトゥーゲルについて一番詳しく解説してあるのもこの本。
特にトゥーゲルは、他書では秘密として教えられていないようなことまで書かれています。
この本以外だと、

チベッタン・ヒーリング―古代ボン教・五大元素の教え

のゾクチェンの章も良いです。


仏教だけではない、チベット文化の奥深さを垣間見せてくれます。