
- 作者: ジェームズ・B.ウッド,James B. Wood,茂木弘道
- 出版社/メーカー: ワック
- 発売日: 2009/12
- メディア: 単行本
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戦い方が違ったら、アメリカ合衆国を征服することは無理にしても、もっと有利な条件で
終戦を迎えることは可能ではなかったか、という考察。
日本軍の犯した戦略上の過ちが何であるか、について丁寧に研究されている。
一部事実誤認もあるが、それについては翻訳者が訂正済み。
小中学校の授業等で受けた印象にくらべると、日本軍はだいぶ強かったらしい。
ただし戦力を注ぐべきところを間違えたようである。
とはいえ、日本が互角以上の条件で戦争を終えたら体制はかわらなかっただろうから
大日本帝国のままだったかもしれない…憲法も大日本帝国憲法のまま(汗)
そう思うと、勝たなくて良かったのかも知れないと思う部分もあるし、
こことここに気づいていれば勝てたのにもったいないな〜と思う部分もある。
複雑で微妙な心中。
歴史好きの人には一読をお勧め。