テレビが言えない地デジの正体

 自宅はケーブルテレビで、現在テレビはPanasonicのプラズマ。
地上デジタル化には、対応済み。とケーブルTV会社の人が言ってたので、多分大丈夫と思う。


というか、そもそも自分で余りテレビを観ない。誰かがテレビつけてると、
目や耳から情報は入ってくるけれども、さもなければyoutubeニコニコ動画にあがったのだけを
観ていることが多い。映画は時々1日か14日に観に行くけれども。


ところで、映画60歳以上いつも1000円ってなんなんでしょうね?
それなら普通にみんな1000円にしてくれたらいいのにって思う。


それはさておき、テレビの買い替えとなると、これまた経験が少ない。
自分でテレビを買ったのは、1度か2度で、テレビデオを入手して使用していたのだが、
もしかしたらあれはもらいものだったかもしれない。


このように、どちらかというとテレビにどっぷり漬かってはいないのだけど、
あえて、たくきよしみつ氏の「テレビが言えない地デジの正体」を読んでみた。

テレビが言えない地デジの正体 (ベスト新書)

テレビが言えない地デジの正体 (ベスト新書)

 読んでみての感想。うーん、テレビって知らない間に凄いややこしくなってたんだな〜。
あとがきには、〜最後の選択は「テレビをやめる」ことか?と書かれている。
テレビを楽しむのに、こんなややこしいことになるなら、私だってもうテレビはいらない、と思う。
著者に同意。


もちろん、それだけがこの本の中身ではない。文系人間でテレビに詳しくない私が知らない言葉が
たくさんでてきて、初めて聞く言葉がたくさん書いてある。
目次のうち、章だけを抜き出して書いておく。

第1章 地デジ完全移行で何が起きるのか?
第2章 「貧乏人はテレビを見るな!」という国策
第3章 ここが変だよ、ハイビジョン
第4章 過剰なコピーガードが壊したもの
第5章 「電波の有効活用」は本当か?
第6章 後悔しないテレビ・録画機購入ガイド
あとがき 〜最後の選択は「テレビをやめる」ことか?

気になったことを箇条書きにしておくと
・地デジは高画質が売りだけど、地デジを標準画質で見なければならない人もでてくる
・1億台のアナログテレビが粗大ゴミになる
B-CASカードのおかげで録画が不便になる
・2011年7月のアナログ放送完全停止は無理。強行すれば混乱状態になる。
・アメリカは「地デジ化」したのではない
・4対3と16対9、映像の縦横割合の違いが生む問題
・ケーブルテレビは後々になって配線が面倒 
・ブルーレイ録画機を買うより、東芝の録画機能付きテレビの外付けHDDタイプを買った方が良い
フィンランドではデジタル化をきっかけにテレビを観るのをやめた人がたくさん


つくづく、メーカーの都合に踊らされてるんだなあと再認識。


以上、新書300冊読書計画の3冊目でした。