餃子の王将社長射殺事件を一気読み

  今日歯医者の帰りに珈琲を飲もうと思った。でも飲食は半時間ほど待ってと歯科衛生士さんに言われていたので、珈琲の前に書店に入って時間潰しの立ち読み。
大して大きな本屋でもないので、適当に今人気の本でもと思って置いてあったこの本、一旦手に取ると面白くて読むのが止まらないというか、半分面白くて半分怖い。斜め読みながら完読してしまった。
王将の中国進出がなぜ上海や北京ではなく大連だったのか、ホストが王将で脱いでネット炎上させた事件のバックの組織、創業者一族の抱えるトラブル、典型的ブラック企業とも言える王将の従業員の使い方、大連での現地マフィアとのトラブル、一人っ子政策が産んだ「黒道」、王将と反社会的勢力とのこれまでのトラブルなどなど、テレビの報道では全然伝えられていなかったことが盛り沢山。
実行犯女性説でいろんなことが説明されてしまうことにも驚き。もちろん犯行直後に日本を出ていて、捕まえられそうにはないらしい。
一部、「ちょっと話ができすぎてはいないだろうか?」と思うところもあるので、事件がこの話の通りかどうかは???だけど、いくつかのポイントではかなり事件の背景に迫っているような緊迫感がある。ほんとかどうかを別にしても、面白い本だった。
面白すぎたから、一気に立ち読みしてしまい、買うに至らなかったとも言えるのだけれども、この著者の書いた別の本も読んでみたいと思わせられた。

餃子の王将社長射殺事件

餃子の王将社長射殺事件

 

 Kindle版も出てるのね。

餃子の王将社長射殺事件

餃子の王将社長射殺事件

 

 

 

2015/12/13に新発表:

witness.hatenablog.com