韓国人人質斬首事件

 アルジャジーラが流さないなら今回のはネット上には流出しないかもしれないと思っていましたが、やはり流れていますね。

http://www.ogrish.com/index.php?include=special_members.php

から"LATEST 6/23/2004 -
Kim Sun-il Beheading video: Short Version - Long Version"と書いてあるところをクリックするとwmvファイルで金さんが斬首されてしまうシーンを観ることができます。
(観て気分が悪くなることがあると思いますので、クリックするかどうかは御自分でよく考えてくださいね。)
(動画の性質上サイトがハッカーに壊されたり動画を削除されたりする可能性もあると考えられますので早く観ないと観れなくなるかもしれません。)

 殺した後に、「アラーアクバル!」「アラーアクバル!」と叫んでいるのに激しく違和感を感じます。最近、善悪中毒という本がよく読まれているそうですが、http://homepage3.nifty.com/pub-liberta/627.html
こういう事件はまさにその最たるものかもしれません。

1989年に発売されたIT BITESのTHE IT BITES ALBUMのTHE WOMAN IS AN ADDICTという曲に、こんな歌詞があります。

Welcome to the house of truth
Attention!Breeds ceremony,breeds power, breeds money
Breeds greed,breeds fighting,breeds death
Breeds death,this is not my God
My God is not religion!
God through love!Blah,blah,blah
Lies,lies,lies,blah,blah,blah
Lies,lies,lies,this is your religion not my own

儀式、権力、金、貪欲、争い、死、そんなものを蔓延させるのは俺の神じゃない。俺の神は宗教じゃない。というメッセージが伝わってきます。もちろん1989年なので今回の事件やここ数年の情勢ともなんの関係もないし、このバンドのメンバーは厳格なカトリックの家庭に育っているので、批判の対象はカトリック教会もしくはそれ以外のキリスト教会なのでしょうが、宗派、宗教を問わず組織宗教に対する強烈なメッセージとも読めます。

 キリスト教原理主義者として有名なブッシュ大統領違憲靖国神社公式参拝イラク派兵をなおも続けようとするブッシュのポチ、小泉首相、民間人を人質に取り、アラーアクバルと叫びながら首を切り落とすイラク武装勢力(の一部)、死後に天国や地獄が存在するかどうかはともかく、今のこの世の地獄を作り出しているのはまさにこれらの自称「信心深い」人達。

もちろん「アンクルトムの小屋」の中の善良なクエーカー教徒のように、至って平和を重んずる信仰生活をされる方も多数おられるわけですが。

あああでも上の歌詞の雰囲気は曲聴かないとわかんないよ〜。パイプオルガンバックにシャウトするフランシス・ダナリーがかっこいいんだー♪
IT BITES研究会 http://www.itbites-jp.com/