サイクリング第一期世代

 ネカフェから出る。弱ってたフロントチューブがどうしようもないので、チューブ交換。和風飲食店店主と思われる白衣白髪、実用車乗りのおじさん、推定年齢60歳以上から「パンクかい?」と声をかけられる。ここまではよくあるが次の一言。「パンクくらいは簡単だからいいよな。チェーンが切れちゃうともっと大変だよ。おれはいつもチェーンを何コマか必ず予備に持ってたよ。」話を聞いてみると、30年からの自転車乗りで、東は名古屋、西は山陰や四国にまでほとんど全てを自走でツーリングに行っておられたそうな。野宿したり、旅先の警察に泊まるところを紹介してもらって、しかもそれが閉店後の飲食店の二階だったりとか、なかなか硬派なツーリストだったようだ。「わしらはサイクリング第一期世代ということになるのかな」と。「ツーリングはいいねえ、それでは」と早々に仕事に戻られたが、意外なところでサイクリストと出会うものである。

 それから、あまり日が高くならない内にと国道25号経由でさっさと帰宅。暑いんですもの。それに坂道は昨日結構登ったり降ったりしたし。ちょっと手先に疲れが。カーボンハンドルを好む人の気持ちがわかった気がする。