文明崩壊

  銃・病原菌・鉄で有名なジャレド・ダイアモンドさんの著書。

  モアイの島、イースター島の悲劇的な歴史のところだけじっくり読んで、あとは流し読み。

アイスランドグリーンランドのところも興味深かったので少し念入りに。

イースター島民のルーツについて、昔読んだ本などから、今となっては間違った説とされている方を覚えていたので、きちんと知識をアップデートできて良かった。ポリネシアンなのね。

 失われた文明という言葉には何かロマンティックな響きがあるけど、実状を追っていくと、切実な環境破壊と食糧不足問題からの破滅だったり。環境破壊のピンチをボトムアップ型で切り抜けた文明とトップダウン型で切り抜けた文明が紹介されていたり。

ちゃんと感想を書こうとすると、どれだけ長文になるかわからないので、この本については、

「まず読めよ、読めばわかるさ」

と言ってお茶を濁しておきたいのが正直なところ。でも内容の面白さは折り紙つき(個人の印象です)。

特にこの時期、おうちにこもるという選択をして退屈してしまった人にも良いと思います。