金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか

金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)

金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)

 銀行その他金融機関、証券会社等の金融広告のトリックが解説されている本。
2005年に出版された本なので、現在とは事情が異なるところもあるかもしれませんが、基本は同じだろうし、
ありがちな金融広告を模した例題的な広告を用いての解説がわかりやすいです。
新聞に出てる金融商品の広告を見て銀行に行ってはいけない理由も解説されています。
一言でいうと情弱のカモがネギしょって窓口に来てるみたいに銀行から見られるようです。


ナニワ金融道とか好きな人は楽しめる本かもしれません。
はっきりとした嘘はダメだけど、客に儲かると誤解させる広告は常套手段のようです。


定期預金、外貨定期預金、円預金と外貨預金投資信託のセット販売、長期の円定期預金、外貨預金外国為替証拠金取引、外貨MMF、長期の外貨定期預金、個人向け国債社債、地方債(ミニ公募債)、特約つき◯◯、年金保険、投資信託、中国株ファンド、インド株ファンド、新規公開株、商品ファンド、金投資ファンド、等の広告が取り上げられています。


当然ながら、本は新書としては分厚くなり、あとがきまで含めると全501ページ。


個人的には、郵便局の定期預金しか経験がない私…。でもおかげでだまされなくて済んだのかも?
それ以前にないところからは何もとれませんが…(自嘲気味に)


「でも宝くじに当たったとき等のために、あらかじめこういう勉強もしておかないとね!」
と前向きになって、この本のレビューを終えるのでした。


というわけで、新書300冊計画の16冊目。


なお、最後のほうに、金融商品広告に騙されたくない人のためのお勧めの本が紹介されています。
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