アボガドの名前

アボカドなのかアボガドなのか?試しにグーグルで検索してみるとアボカド - Google 検索で約61800件、アボガド - Google 検索で約56900件のヒット。日本では両方の呼び方があるみたいだけど若干アボカド有利か?
 http://www.coopfoodstore.com/news/Archives/arch_6_02/what_cook.htmlによると、

Native to Central America and Mexico, the name “avocado” derived from attempts to pronounce the Axtec term “ahuacatl.” Spaniards call it “abogado,” and the French, “avocat.”

と書いてあります。"avocado"なのでアヴォカドですね。中央アメリカやメキシコが原産のアヴォカド、アステカ語の"ahuacatl"を発音しようとがんばってる内になまって"avocado"になっちゃったようです。スペイン人は"abogado"(アボガド)と呼び、フランス語では"avocat"(なんて読むの?)と書いてますね。なおスペイン語で"abogado"は「法律家(弁護士等)」という意味にもなります。ほんとに同じなのかな。
アボカドの歴史、名前、語源を見ると、

アボカドはスペイン語では、AGUACATEですが、ペルーやチリなどの南米ではQuechua語が起源のPALTAと言われています。

と書いてあります。こちらのほうが本当っぽい、というか思い出した。確かにaguacateだった。
でも、

アボカドを見つけたスペイン人は、ahuacatlの発音をまねて、スペイン語でaguacateと名付けましたが、他のスペイン人には発音しにくかったため、発音が似ている弁護士を意味するavocado(弁護士の現在のスペルはabogado)と言っていました

とあるので、やっぱりアボガドと呼ばれていた時代もあったんだね。しかも英語のavocado、つまり日本でアボカドと呼ばれている名前についても、スペイン語の法律家を意味するavocadoに由来することになるので、「アボカドって弁護士だよ」は正しかったのです(笑)。たとえそれがアボカドにしても、アボガドにしても。ただし、現在のスペインではaguacate、ペルー、チリではpaltaとなりますが。