2005年10月15日のhttp://www5.ocn.ne.jp/~otearai/diary.htmlが、妙にツボにはまった。目から鱗が落ちる思い。と言っても、実際に目に鱗をつけて歩いていたわけじゃありませんが。
卵子を目前にしながら、「お先にどうぞ」と他の者に席を譲るような謙虚な精子は、そのまま消えてしまうのだ。
それに生まれてからだって、本当に謙虚であろうとするなら、植物や動物を食べるなんて真似はできやしない。「私はいいから小麦さん、あなたこそ生きてください」てなもんである。
これだけ「謙虚」が流行しているのは、みんなが謙虚だったら自分も暮らしやすい(=生存しやすい)からであって、まかり間違っても自分より他者を大切にしているわけではない。だいいち、生命という存在自体が、謙虚とは対極にあるものなんだから。
「私はいいから小麦さん、あなたこそ生きてください」、このセリフがものすごく気に入りました。どのような本よりも、この日記が、謙虚さについての本質を教えてくれたような気がする・・・。
「謙虚ですね」と言われることは滅多にないけれど、「正直ですね」とはよく言われる私、ちゃんと謙虚に生きているのだろうかw。