最近、「世界の美しい書店」という本を読んでいる。
どちらかと言えば、読んでいるというよりも眺めているといった方が近い。
一言でいえば、世界中の美しい書店の写真とその解説に丸々一冊が費やされた本で、ごろごろしながら頁を開いたり、カフェでのんびりアルゼンチンやオランダやNYCの美しい書店に思いを馳せたりするのには最適である。
巻頭を飾るのは、アルゼンチンはブエノスアイレスのEl Ateneo Grand Splendidで、かつて劇場だった建物を改装して2000年の終わりに誕生した劇場型書店。
2008年にはガーディアン紙が「世界で2番目にすばらしい書店」に選んだというのも頷けるけれども、当然ながら「じゃあ一番はどこ?」という疑問が頭をもたげてくる。
もちろん世界一の書店もこの本に収録されていて、p.14のBoekhandel Selexyz Dominicanenというオランダのマーストリヒトにある書店がNo.1ということだそうな。
建物はなんと13世紀に建てられた聖ドミニコ教会で、吹き抜けの天井の高さが物凄い。
Drone in Boekhandel Dominicanen - 3 feb 2017
↑内部のドローン撮影動画
この2店の他にも、美しい書店が多数収録されていて、本好きなら寝る前に読むと幸せな夢を見られそうだ。
巻末まで読み通して、行ったことがあるのが日本の書店だけで、私は物を知らないなあとも思うが、まだ訪れたことのない素敵な場所が世界にいっぱいあると思うとワクワクするとも言える。
日本の美しい書店としてこの本に収録されているのは、
・函館 蔦屋書店
・代官山 蔦屋書店
・青山ブックセンター 六本木店
の5店で、函館の蔦屋と六本木の青山ブックセンター以外は、訪れたことがある。
しかしながら、青山ブックセンター六本木店については、残念ながらもうすぐ閉店で、表参道の本店に統合されるということ。
来月の25日までに東京に行く用事なんか、今の段階では入っていないのだけど、もし何かの機会があって東京に行けたら、青山ブックセンター六本木店に行ってみたい気がする。