- 作者: クリシュナムーティ,メリー・ルーチエンス,十菱珠樹
- 出版社/メーカー: 霞ケ関書房
- 発売日: 1974/11
- メディア: 単行本
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どうして今頃この本に興味を持ったかというと、家にあった精神世界マップ―精神世界を旅するひとのためのガイド・ブック (別冊宝島 16)に、内容の一部抜粋があったから。そこでは、クリシュナムルティがこんな風に語っている…。
それゆえ、愛とは何かとたずねるときに、その答
えを知るのが怖いのである。その答えを知ることは、
あなたの人生を一変させるし、家庭を破壊するので
ある。自分が妻や夫、もしくは子供を愛していない
ことを発見するであろう。そしてあなたは、自分が
建てた家を壊さなければならないし、もう二度と寺
院に足を運ぶこともないだろう。だが、さらになお知りたいというのであれば、恐
怖が愛ではなく、依存心が愛ではなく、嫉妬が愛で
はなく、所有し支配することが愛ではなく、責任や
義務が愛ではなく、自己憐憫が愛ではなく、愛され
ていないことの苦悩が愛ではなく、謙遜が虚栄の対
立物であるとまったく同様に、愛は憎しみの対立物
ではないことがわかるだろう。したがって、あな
たがそうしたものを力ずくでなく、木の葉に何日も
のあいだにたまった汚れを雨が洗い流すようにきれ
いにとり除けば、そのときはじめて、人間が常に渇
望してやまないこの愛という奇妙な花と向いあうこ
とになるのであろう。