自分の関係したプロジェクトの事とかはあまり言わないのだけど、長く役立ててもらいたくて、2年もかけて共同翻訳したから『調査報告チェルノブイリ被害の全貌』読んでね。高価だから最寄りの図書館にリクエストしてください。フクシマ後を生きる人々の「家庭の医学」になって欲しいと願っています。
— Midori Fujisawa (@midoriSW19) 2015, 11月 1
- 作者: アレクセイ・V.ヤブロコフ,ヴァシリー・B.ネステレンコ,アレクセイ・V.ネステレンコ,ナタリヤ・E.プレオブラジェンスカヤ,星川淳,チェルノブイリ被害実態レポート翻訳チーム
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/04/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大惨事から27年、北半球全域を覆った放射能による死者数は約百万にのぼり、その環境被害は今も進行中である――。多年にわたる調査研究と五千以上の文献資料に基づき、被害の全貌を示すデータを系統的に呈示した本書は、衝撃的な真実を告げる警鐘の書であり、フクシマ以後を生きる私たちにとって必携の報告書である。
チェルノブイリ関連の本はいろいろあるけど、これは読み応えがありそうな感じ。チェルノブイリの被害者総数は、諸説ありというところだけど、この本の主張としては、約100万人だそうな。
Midori Fujisawaさんの仰るとおり、単行本が5400円とそこそこ高価で、amazonマーケットプレイスはどうだろうかと覗いてみても、8259円と逆にプレミアが付いてしまっている始末なので、確かにこれは最寄りの図書館にリクエストして読むのが得策なのかもしれない。とはいえ、2週間で読み切って理解して返却するというよりは、家に置いておいて少しずつ読んだり、何かを考えるときに参考資料にしたりと言った使い方のほうが向いているような気がしなくもないので、買うか借りるかどちらがより良いのかは、難しいところかもしれない。
はっきり言えるのは、今自分がすぐにできるのは、図書館にリクエストを出すことということ。福島第一原発事故から4年半以上が経過して、地元の図書館にも原発関連の書籍が結構充実してきているから、リクエストを出したらすっと取り寄せてくれそうな気がする。もしかしたら既に置いてあったりするかもしれない。