以前、LORO京都でタイヤの太いPECO Bucchoを見たという内容の記事を書きました。
あれからしばらくして、今年LORO京都でモールトンの試乗をした際に、ついでにPECO Bucchoにも試乗させていただきました。タイヤの太さが、かなりの小径車であるにも関わらず、しっかりした安定性を与えているようで、ディスクブレーキが効き過ぎるので慣れが必要と感じたことと、サスペンションはもっと固めにした方がいいなと感じたこと以外は、そこそこの実用性があり、個性のはっきりした素敵な折りたたみ自転車だなと思いました。
サスペンションの件も、今思えば直前に試乗していたモールトンと無意識のうちに比較してしまっていたのかもしれません。そしてそれは価格差を考えると、アンフェアな比較だったことでしょう。ただPECO Bucchoの圧倒的なタイヤの太さからすると、適正に空気圧を調整すれば、サスはいらないかなとは思います。まあパーツ交換でより固めのセッティングにできるそうなので、そうすれば済むだけの話なのかもしれません。
他のPECOにも試乗させていただきましたが、インパクトでは圧倒的にBucchoで、これがもうすぐ全部売り切れちゃうのかと思うと、ちょっと残念な気持ちがなきにしもあらずでした。
ところが!
なんとPECO Bucchoが100台限りの限定モデルから、通常ラインナップに昇格したそうです。
タイヤもよりブロックになって、悪路も安心!?なんだろうか・・・
通常ラインナップになって販売が続くと、パーツ供給もより長く続けられることでしょうから、きっと既に買ったオーナーさんにも悪い話ではないはずですが、もしかしたら「限定モデルで希少価値があるからがんばって買ったのに!」という人もいるかもしれないので、そこのところ複雑な心情の方もいるかもしれないなあと思ったり思わなかったり。
何はともあれ、生産中止で入手不可能という事態がしばらくの間は避けられそうなのは、何かのはずみにPECO Bucchoをほしくなったりしかねない私には、どちらかというと良いニュースなのでした。