2/19に、マイミクさんが主催された「ICE FULL FAT試乗会」に参加してきました。ICE FULL FATはリカンベント・タッドポール・トライク、つまり寝転んだ姿勢で乗る、前2輪で後ろ1輪の3輪自転車の中でも、極めて強烈な存在感を放つモデルですが、なかなかサイズが大きく、また英国製高級車ゆえ、相応のお値段になりますので、あまり見かけることがありません。
私もこれまで、ICE FULL FATは、2015年3月14日に京都のLORO WORLD RECUMBENTSで見たきりでした。
ICEのファット トライク - いんさいど あうと・あうとさいど いん
試乗会ではなかったので、お店で見ただけ。
だから試乗会があると聞いてワクワクしていたのですが、当日はちょっと疲れが残っていて、陽が高くなってからの出発。天気が崩れかけていたこともあり、もうお開きになっていたらどうしようと思いましたが、幸いまだ試乗会は開かれていました。やっぱり遠くから見ても、よく目立つなあ・・・。
他のトライクとくらべて、圧倒的な悪路走破能力を誇ります。
サーリーのファットバイク用タイヤを履いています。
前から見ても後ろから見てもド迫力!
変速はローロフの内装14速!
Greenspeed GT3が小さく見えますね。
試乗会場は河川敷で、悪路には事欠きませんでした。3輪の安定性と、ファットバイク用の巨大なタイヤ、幅広いギア比の利点を活かして、河原の凸凹や湿地や坂もぐいぐい進んで行くことができます。それでもあまり無茶をすると転ぶので要注意。これまで3輪で荒れ地を走ったことがなかったので、とても新鮮な体験でした。
また舗装路においても、エアボリュームのあるタイヤのおかげで、とても乗り心地が良いのです。これほど乗り心地の良い自転車を他に知りません。優雅な乗物と言えると思います。
変速は上で書いたように、ローロフの内装14速が使用されているのですが、これによってリアディレイラーが草などを巻き込んでしまうトラブルを防いでいるのでしょう。というのも、悪路走破能力の比較テストをしようと、ICE FULL FATで走ったところを、Greenspeed GT3で挑戦すると、リアディレーラーとスプロケットに、草や藁のようなものをいっぱい巻き込んで、大変なことになりました。幸いメカの破損には至らず、一本一本除去していってなんとかなりましたが、トライクで悪路を走る場合は内装変速の方が望ましいと確信しました。
しばらく試乗を楽しんで、会場を後にしましたが、帰る途中もFULL FATからの視点が思い出されるのでした。こんなにインパクトの強い試乗は、初めてだったかも。
ICE FULL FATは、LORO WORLD RECUMBENTSで購入できます。
LORO WORLD RECUMBENTS ローロ ワールドリカンベンツ :: 京都 折畳小径&リカンベント・トライク専門店 :: LORO HPV GROUP
世田谷、日本橋(東京)、横浜のLORO各店でも買えると思います。
ICEのFULL FATのサイトはこちら。
また、ICE FULL FATと同じようなファットトライクとして、AZUB FAT TRIKEがあります。
AZUB BIKE - recumbents, trikes, vélo couché, liegerad, liegedreirad - AZUB FAT trike
AZUBは、上記のLORO各店と、大阪のHC WORKSで取り扱っています。
ファットトライクは、どの店でも滅多に入ってこないモデルなので、現物を見るチャンスはそんなにないかもしれません。注文することは可能です(多分)。
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↑こんなラックが普通に日本のAmazonで買えるようになっていてびっくり。