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イラストで読む湯けむり建築五十三次

 イラストで読む湯けむり建築五十三次
という本を読んでいる、というか眺めていると言う方が近いかもしれない。

日本全国の温泉や銭湯といった施設のうち、建築としての魅力的なものをピックアップして建築の観点から解説している本で、東京都墨田区の 黄金湯 から北海道上川郡東川町の キトウシの森きとろん まで、53の温浴施設が取り上げられている。

私が比較的容易に行ける近畿地方のは、19〜25まで。19の和歌山の白浜にあるホテル川久の「温泉サロンロイヤルスパ悠久の森」は過去に宿泊した時に入ったのだけど、もう1つの2階北側の「温泉サロン ROYAL SPA」は2016年に出来たものなので入っていない。

つまり53施設あるうちの0.5施設しか行ったことがないことになる。近場だけでもいくつか訪れてみたくならなくもない。

まず白浜を再訪するのは遠いし交通費かかるし宿泊費も安くはないので、19のホテル川久はいつか機会がまたあれば...ということでとりあえず当分は行かないと思われる。

20はカンデオホテルズ南海和歌山で、南海和歌山市駅に直結している。白浜よりはずっと近い。紀の川に向かって大胆に開いた展望風呂が必見だそうな。日帰り入浴も可と書かれている。その気になれば行けそう。

21は大阪のJR福島駅から徒歩三分の延命湯。老舗の銭湯だそうな。浴室のデザインが独特で巻き貝ぽさがある。福島は大阪から一駅だし、銭湯なら安く済むだろうし。

22は箕面観光ホテル。内部に箕面温泉スパーガーデンがあり、そこのみが日帰り入浴可能だが、宿泊者専用の8階内湯、露天風呂からの景色がとても良いらしい。ホテルに要宿泊と考えると少しだけハードル高い。

23はナチュールスパ宝塚で、宝塚市立温泉利用施設。宝塚駅から近く、武庫川沿いにあるので、自転車でも行きやすそう。安藤忠雄の設計。金宝泉と銀宝泉は有馬の金泉銀泉と同じような感じなのかしら。延命湯の次に行きやすいかな。

24は兵庫県立科学技術支援センターで、一般人も使える宿泊施設に樽型の浴室があるという。設計は磯崎新と渡辺真里。

住所が上郡町でJR相生駅からバスで25分と書いてあるから相当に遠いし日帰り入浴不可。ハードルは高い。

25は城崎温泉の地蔵湯。
構成主義を思わす六角窓の吸引力」と書かれている。日帰り入浴は可能だが、まあ城崎は遠い。日本海だ。何か勢いがつかないと城崎まではなかなか行けない。

結論:暇のあるときに福島の延命湯と宝塚のナチュールスパ宝塚に行こう。カンデオホテルズ南海和歌山も良さげ。

 

追記:21の延命湯は閉業した模様。残念。

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