- 作者: 和田秀樹
- 出版社/メーカー: グラフ社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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どこの党も少子化対策に躍起になっている感のある今日この頃だが、
子供の数を増やすためだけの少子化対策は、却って女性の人権を侵害したり、
馬鹿な日本人を増やして国をダメにするだけであると筆者は主張する。
戦争をするための「生めよ増やせよ」の時代ではない。人の数よりも質のほうがずっと大切。
頭の悪い人間がいくら増えても国際競争力にはならず国を滅ぼすだけ。必要なのは数を増やすことではなく、知識の質の向上。
格差社会については、子供の学習意欲を減退させるものとして、しっかり批判。
学者だから勉強、とか学習という言葉にやたら力が入る感はあるけれども、基本的には堂々の正論、だと思う。