環境の視点から見ても

核、及び毒廃棄物 | チベットの環境問題 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
 元々誰が住んでいたのか、とか誰が統治していたのかとか。
それに加えて、斯様なまでに環境問題が重要になってきている今日では、
その政権が自然と大地をどのように扱ってきたか、というのも重要な視点だと思う。

輸入とは別に、中国が国内の核廃棄物をチベットに投棄していることは疑いない。最も可能性の高い投棄場所は、中国軍によって封鎖され、中国の核実験地ニャクチュカに近い北チャンタンである。貯蔵方法は知られていないが、中国は適切な地下貯蔵施設を持たないので、地上での貯蔵であろうと思われる。アムド地方からは、原因不明の土地と水の汚染そして人間の動物の謎の死が報告されている。ジャムコックとカルコックでは、1987年以来、50人以上のチベット人が、激しい発熱、嘔吐、赤痢に冒された後、不可解な死を遂げている。アムドのンゴンポ、ウー・ツァンのニャクチュカ周辺の地域では、奇形児の出産もまた有意に多数、報告されている。

 核実験に放射能汚染チベット高原の自然に対するこの扱い。
これだけでも中華人民共和国政府にチベットを治める資格がないことを十二分に示しているような気がする。