天皇の国・賤民の国―両極のタブー

 日本人のルーツから、太宰治論、天皇家の由来、騎馬民族征服王朝説、被差別部落民芸能について等々、多様なテーマを取り扱った興味深い一冊。歴史に記されることさえなく失われていってしまったものについて、考えさせられる。