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不思議の国のゆるライフ 奇怪ねー 台湾 その他2冊

  今や台湾のことを書いた本なんていっぱいあるのだけど、観光や歴史が視点のものが多い中、この本は、著者の青木由香さんが出会った、台湾の人々が、関心の中心になっていて、読んでいて面白かった。

奇怪ねー台湾 不思議の国のゆるライフ

奇怪ねー台湾 不思議の国のゆるライフ

 

 台湾で、中国語(台湾華語)でも出版されたそうだ。

奇怪ねー 一個日本女生眼中的台湾

奇怪ねー 一個日本女生眼中的台湾

 

 「一個日本女生眼中的台湾」というタイトルに強いインパクトを感じる。生眼中。

 非常に率直な語り口で、歯に衣着せぬとはこのことかと思うような内容。好きなところは好き、嫌なところは嫌とはっきりしている。台湾の人がこれを読んだら気を悪くしないだろうかと思ったところも結構あったけど、

台北で下手なイタリアンのレストランに入ってしまうと、どんなパスタが出てくるかが書かれていた「パスタ警察」のところは、自分も同じようなお店に入って閉口したことがあったので、思わず笑ってしまった。

 私の少ない経験から言うと、MRTの北投駅からすぐのAmalfiは結構美味しかったし、最近は台湾でも美味しいイタリアンは増えてきつつあるのだろうと思う。カフェだって、台北市内の有名店の中には、バリスタがヨーロッパのコンクールで優勝するようなお店もあるそうだ。その辺は日進月歩というところだろうけど、まだ日本みたいにはインド料理店がたくさん無いので、日本に来る度にここぞとばかりにインド料理店に行く、台北在住の西洋人の知り合いもいる。

 本を読んだ全体的な印象としては、やはり日本から見ると南の島で、暖かくてのんびりしているところが多いのだなあという感じ。結構空気悪かったり(台北)、マイペースだったり。でも皆様頭の回転が早くて人間としての受容性が大きいからこそ、いろいろ細かいルールを日本人ほど決めていなかったり、時間などの約束を厳密に守っていなくても、平気でいろんなことが回っているのかもしれない。

妙に臨場感あふれる台湾本でした。著者のサイトはこちら。

青木由香の台湾一人観光局

ちょうど新刊が出たところらしいです。

台湾のきほん 不思議の島のゆるガイド

台湾のきほん 不思議の島のゆるガイド

 

 情報が新しいので、今から読むならこちらの方が良いのかも。

 

 

  流し読みした程度。オランダにおける働き方、特に女性の働き方の変化。生きることと、働くことのバランス。フルタイム労働と、パートタイム労働。時代の変化に柔軟に対応していこうとするオランダ社会の姿が見えます。割りと学術的な感じの本。

 

 

体は全部知っている (文春文庫)

体は全部知っている (文春文庫)

 

  この前、サーカスナイトを読んだらまあまあ面白かったので、さらに吉本ばななを読んでみようと思ったのだけど、なかなか読み進めなくて、最初の「みどりのゆび」を読み終えたところで止まっている。家に植えていたアロエと、がんが進行して、死に近づいていくおばあちゃんの話。まだ物語は始まったばかりなのだけど。