一言でいうと断捨離系の本。男子向きのこんまりみたいな。
人間にはそれぞれのキャパシティがあるから、人生からいらないものを積極的にあきらめることによって使えるキャパが増える。その分を自分の中の優先順位一位のことに使えば自分にとっての豊かな人生が実現できるでしょう、という内容。
How toとしてよりも、著者のこれまで生きてきた人生が面白い。何がしらかのハンディキャップを背負った人が何かがんばって成功したみたいな話は枚挙に暇がないくらいあるけど、この著者のように、靴下が履けないことがハンディになっていたというのはこれまで聞いたことがないパターンで新鮮味がある。しかも、靴下がはけない→普通の仕事につけない→人から奢られて生きていこう!というこの振り切った答えがドラマティックである。
悩んでる人にも悩んでない人にもおすすめ。