古代小麦のパスタ

 最近読んだ本によると、今の小麦って昔の小麦から品種改良を繰り返していて、全然違う種類の植物みたいになっていて、その結果、小麦の中のグルテンがやたら増えているそうな。

また最近はグルテンを食事から取り除こうというグルテンフリーダイエットというのもあって、ウインブルドンで優勝した&錦織選手にも連勝中のジョコビッチというテニス選手は、グルテンフリーにしてから心身の能力がはっきりと向上したとか。

ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチの生まれ変わる食事

 

 ジョコビッチ選手は、おうちがピザ屋さんだったり、少年時代は戦争の爆撃の中、パンで命をつないでいたので、最初は「小麦をやめるなんてとんでもない!」というような思いもあったみたいだけど、オープンマインドでありなさいというコーチの教えに従い、14日間試してみたら小麦抜きのほうが身体も心も凄く調子いいし、宿敵にも勝ったしウインブルドンのチャンピオンにもなったよ!というストーリー。なぜ小麦が害になるのかという理論についてもちゃんと書かれているし、レシピの例も巻末に掲載されている。

まあグルテンフリーにする前から凄い選手だった訳だし、普通の人はコンマ何秒と言った単位で動作を早くする必要はあんまりないのだけれども、糖尿病やそれ以外の様々な病気の予防や健康状態の改善とも関わってくるし、小麦をやめると自然といらない脂肪が落ちるということなので、実は多くの人に関係あるということ。

しかしじゃあ自分も実践してみようという気になるかというと、うどんもラーメンもパスタもパンもスコーンもクッキーもケーキもティラミスもプリンもシュークリームも食べないという生活は、全然送ってみたいと思えないので、今のところ、あんまり真面目に取り組む気はない。

ただ知識として知っておくと、疲れたくないときや気分が不安定なときにはパンよりお米にしておくとか、パスタをグルテンフリーのパスタにしておくとか、うどんより十割そばにするとか、体調の多少の調整を主食の選択によって行うことができるのではないかと思ったりした。

でもまあ、小麦て美味しいし、ジョコビッチ選手のような凄い強敵と日々戦う人生でもない訳だし、やっぱり小麦は食べる気がする。

それで最初に戻るのだけど、同じ小麦を食べるのなら品種改良を重ねた今の小麦よりもスペルト小麦(古代小麦)を食べたほうがグルテンが少ない分身体に優しい、特に消化に優しいみたいなので、試してみてもいいかなと思った。

 そんなときに、メッセンジャーにこのパスタいいよというメッセージが偶然(!)飛び込んできたのでメモ代わりにここに貼っとく。自分が本当に買って食べてみる気になったときに、クリック一つで買えるように。こんなパスタ、おいらが普段買物してるイオンビックやCOOPでは、売ってないからね。

 そういえば、2014年に友達のブログでグルテンフリーダイエットのことを初めて知ったんだけど、あれから月日が流れてぐんとメジャーになってきた感。

 

joshitabi.info

漫画家の書いた本を3冊

 

水木サンの幸福論 (角川文庫)

水木サンの幸福論 (角川文庫)

 

 タイトルは幸福論が表に出ているし、実際p.9-p.25までは幸福の7カ条について書かれているけれど、その後の p.27-p.184までは水木さんの「私の履歴書」で、自叙伝となっている。生まれたところが大阪市住吉区だったり、ペンネームの由来が神戸市兵庫区水木通の水木だったり、案外自分が知っている土地とゆかりのある人なんだなあと知ると、ちょっと不思議な気分がする。あまりにも、水木しげるロードのある、鳥取県境港市の印象が強かったからかもしれない。

小学校に一年遅れて入ったとか、ガキ大将だったとか、兵隊にとられてラバウルに送られて左手を爆撃で失ってその後現地の人々と仲良くなって帰国が惜しかったとか、職を転々とした後紙芝居を描いて貸本マンガを描いてゲゲゲの鬼太郎で漫画家としてヒットして忙しくなったとか、そういう水木さんの人生のストーリーは今時ネットのあちこちでいくらでも載ってそうなので割愛。中身は濃くて面白かった。

そんなことに今更いちいち驚いていることからわかるように、「ゲゲゲの女房」は全く見ていなかったのでした。この本を読んだ後となっては、NHKの朝ドラとしては、面白いドラマだったかもしれないなあと思う。

  こちらは水木しげるにインタビューする形で書かれた本なんだけど、質問が真面目すぎて水木さんも真剣に答えざるを得なくて、結果としてはイマイチ面白くない水木しげるらしからぬ説教臭さが、ところどころ臭ってしまう本になってしまっている印象。見かけによらず(?)、抜け目なくてお金にも貪欲な人なんだなあと感じた。なんていうか、ちょっと青木雄二入ってる感じ。「水木さんの幸福論」のほうがずっと面白い。まあ好みがあるから、人によってはこっちの本が好きという人もいるだろうけど。

巻末に収録されている「幸福の甘き香り」はねずみ男が主役で、シュールなストーリーが面白い。

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

 

  またこの4/1からアニメでジョジョの奇妙な冒険が始まるけれども、その作者の荒木飛呂彦さんの書いた漫画術指南。本のはじめにこう書いてある。

本書は、「王道漫画の描き方」について解説することを目的とした本で、簡単に言うと「ハウツー本」です。

「漫画の描き方」のハウツー本ですから、この本の読者には「漫画を描きたい」というごく少数の人たちを想定することになってしまいます。ここに書かれていることを読んで本当に漫画家になるのは数人かもしれないし、もしかしたら、たったひとりいるかどうか。

僕にとっては、漫画そのものを描いた方が大勢の読者に読んでもらうことができるのですが、それでも、そのたったひとりのために、この本を書きたいと思います。 

もちろん、自分は漫画を描くこともなければ描いたこともないのだけど、荒木飛呂彦の漫画は、魔少年ビーティーバオー来訪者、ゴージャスキャサリンあたりの初期の作品から読んでいるので、この人が一体どんなことを考えて漫画を描いているのかということは、とても興味が湧いてくること。

 というか、最初に漫画家を目指す人向きと断言しているけれど、本当のターゲットは漫画家志望ではない人も含めた、ジョジョファンを主体とした荒木飛呂彦ファンなんだろうなあと推測する。そうでなかったら出版社もやらないでしょうし、中身を開いてみると、確かに本当に読んでもらえる漫画を描く上で大事なことがたくさん書かれているのだけれど、ジョジョのときはこうしたとか、バオー来訪者の失敗はこうだったとか、荒木ファンが飛びつきたくなるようなエピソードで溢れているし、漫画を描くことに微塵も興味がなくても読んでいて全然退屈しない本。

また、漫画でなくても文章を書く人、プレゼンテーションする人、動画を作る人など、物語を伴う創作をする人には一読をお勧めしたい内容で、買って損しない感あり。

 

 

新書300冊計画の48,49,50冊目でした。もうこのカテゴリ更新しなくてもいいような気もしつつ、相変わらずたまに更新されるのでした。もはや300冊というのは最初についたタイトルだから続けてるだけで、本気で目指してません。

Performer FFWDのホイールを406→451にする場合の注意

 前輪ミニッツタフPT[W/O 20×7/8]、後輪は今時珍しいシュワルベ・ステルビオ(DURANOの前のモデル)[W/O,20 1-1/8]で、とりあえず前後ホイールの451化完了。写真はまだ撮っていない。

 

 

 

猫が日向ぼっこする季節

 猫の日向ぼっこが目立つようになったら春本番だと思っている。

京都市内某所にて 

奈良県北西部某所にて

 

 完全な日向よりも、日向と日陰の境目あたりでお昼寝していることが多いような気がする。

 

 

 

猫にいいものわるいもの

猫にいいものわるいもの

 

 

新型Performer FFWDの標準ホイールはロングバルブのチューブ推奨

  新型Performer FFWDの前後ホイールを入手。家にあった普通のバルブの長さの451のチューブをはめたら長さが足りなくて空気が入れられなかった。セミディープリムということになるのかな。1本だけあったコンチネンタルのは、バルブ長が42mmのやつで、ぎりぎり空気が入れられた。

新たに買うなら48m以上が良いだろうと思い、amazonから検索して、下記の一番お手頃なお値段のチューブを3本注文。

TIOGA(タイオガ) インナーチューブ 仏式 20x1.1/8 48mm

TIOGA(タイオガ) インナーチューブ 仏式 20x1.1/8 48mm

 

 

神社の解剖図鑑

 イラストが凄い綺麗で精緻な本だった。

神社において、建物のどの部分がどのような意味を持つのかということが、見て取れるように書かれていて、今まで読んだことのある神社・神道関係の本の中では一番分かりやすかった。日本の主だった神社の解説もあって、かゆいところに手が届くような感じ。

神社の解剖図鑑

神社の解剖図鑑

 

 

東急ハンズには緑エプロンの神々がいる

 「東急ハンズには緑エプロンの神々がいる」は、東急ハンズのことを描いた漫画。作者は  るかぽん  という漫画家さん。東急ハンズの協力を得て、2015年4月の時点の東急ハンズの情報を元に描かれている。

東急ハンズの親会社は東急百貨店じゃなくて東急不動産とか、意外と知らないことの多いのが東急ハンズ東急ハンズのスピリットから些細なトリビアに至るまで満載の一冊。

三宮店のスキップフロアが、坂のある土地に建てられた渋谷店に由来するものだったとか、ほんと知らないことだらけ。

ツイート中の「東急ハンズに久しぶりに行きたくなるような本」というのが、この本のこと。