鬱病でもPTSDでもないのだけれども

 朝から雨がざあざあと降っていていて、やんだと思ったらまた小雨が降ってきて、特にこれといってすることもない今日3月21日、世間ではやれ春分の日だ、国際人種差別撤廃デーだと騒いでいるかもしれないし、実はアフリカはナミビア独立記念日だったり、弘法大師空海の入寂の日であったりもするのだけど、いずれにせよあっしとは関わりのねえことでございやすんで、といった趣で、特にすることもなく、かといって重たい気分に沈んでいる訳でもなくて、なんとなく目にとまった、

マンガで分かる心療内科(1) (ヤングキングコミックス)

マンガで分かる心療内科(1) (ヤングキングコミックス)

 

 を読んだりして時を過ごしていたりする。別に鬱病でもPTSDでもないのだけれども。

 内容的に結構キツイ下ネタを振りつつ、それを爽やかな画風で描ききって笑いを取ってしまうという不思議な作風で、そこが面白いのだけど、そればかりが記憶に残って、作者が何を伝えたかったのだろうか?ということになると、意識して読み返さないとなかなか頭に入ってこないという問題はある。ていうか、下ネタがじゃなくて、心療内科のことを知るということがメインテーマのはずなんだけど、
「清純な少女が官能小説を朗読しながらキリンの着ぐるみでフラメンコを踊る」
みたいなパワーワードが出てくると、どうしても意識はそっちに持って行かれてしまいます。

また、頭で思いついたことがあるようなことでも、絵にすると笑えることがたくさんあるのだなということを再認識させられるのでした。

昔とくらべれば随分カジュアルになってきたとはいえ、まだまだ怖いところかもしれないというイメージを持っている人が少なくない心療内科のお仕事を、漫画で紹介しようという試みは素晴らしいと思いました。