ようやく「還ろうメタファー編」を読み始める

 日が暮れてから、暴風具合がなかなか強烈だった台風18号

その一方、雨の方はそんなにめちゃくちゃ強いとも感じなかったけど、比較的台風に強いと言われる奈良県北部の特性なのかもしれない。TVをつけると大分とかとんでもないことになっているし。ここ最近どえらいことになっている、USAの南の方のハリケーン被害みたいな風景。

 懐中電灯は自転車からキャットアイのVOLT100を外せばいつでもOKだけど、コロッケは買ってきてなかったが、昼から電車各線便数減らしたり運休したりしてるみたいで、大阪などに出掛けても最悪の場合は帰ってこれなくなりそうで、今年の夏に京都の大垣書店で買って読まないままになっていた、

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

 

 を読んでいた。

 主人公が年齢36歳で、主要人物の一人の免色はITビジネス(?)で成功した人で、普通の人は携帯電話を持ってる時代だから、結構今の話のはずなんだけど、音楽の趣味がちょっと世代上の人の感じで、例えばドアーズの1stアルバムもCDじゃだめでLPが良いとか言っていて、まあ今の世の中そういう趣味のそれくらいの年の人もいるかもしれないけど、時代を越えて同じような人が主人公やっていませんか村上さん?と少し思った。

車で言えば、主人公はカローラワゴンに乗っていて、免色はジャガーな訳だけど、カローラジャガーという組み合わせ自体が、古いなあという印象は否めない。

 だから全く新しい小説を読むというより、どこかで読んだ村上小説の輪廻転生に出会ってる感じがあるというのは好意的な見方で、もっと脳内アップデートしないとダメじゃないんでしょうかと呟きながら読んだ人も多いんじゃないかと思ったり。

謎めいたシャイな少女が出てくるのも相変わらずだし、なんとなくストーリーに現れてなんとなく主人公と男女の関係になる女性というのも、既視感あるし、それが安心して読める人もいれば、マンネリ化してると感じる人もいるだろうと思う。

イングヴェイ・マルムスティーンの新曲のように。

大体半分くらい読んだところで、昨日が終わった。